ぱらやんの撃痛リーマン日記...ぱらやん

 

 

【暫しの別れ】 - 2012年08月15日(水)

語り尽くせない






今日はモーゼルの葬儀。

東松山のペット霊園を予約して、朝9時半着の予定で出発。

最後は痩せ細ってしまったのに、車に載せる際は苦労した。

それだけ存在感があったんだよな。



霊園には予定より早く着いてしまったが、係の人が丁寧に応対してくれた。

手続が終わり準備が出来るまで、遺体を祭壇に安置して最後の別れをする。

火葬の都合上、あまり多くの遺品を入れてやる事が出来ないそうなので、

自分が幼稚園〜小学生の頃に使って、晩年は犬を拭くのに使っていた

バスタオルを入れてやった。

それと、食事が何より好きだったから、フードとオヤツも。



しばらくすると、準備が整ったとのことで、丘の上まで車で移動。

焼き場は人間用とほぼ変わらない綺麗な作りで、係の人が粛々と、丁寧に

遺体を扱ってくれた。

不思議と号泣はしなかった。静かに想いを馳せ、静かに泣いた。



モーゼルは多くの人に見送って貰えた。

我が家は海外に住む親父も含めて全員が揃い、家族でよく可愛がってくれた

姉の一家も勢揃い。それに甲斐姫の見送りにも来てくれた弟の友人も偶然に

休みを取っていたので、と前夜から駆けつけてくれていた。



これも彼の持つ縁の力なのか。

皆が休みを取りやすい、家に集まりやすいお盆の時期に旅立った。

本当に孝行息子だな。

飼育放棄されたどん底から、我が家に流れてきた経緯など、彼は昔から

最悪の中から運を引き寄せてきた気がする。面白いヤツだったな。



お骨になるまでの1時間あまり。

皆で思い出話に花が咲く。飼い主だけでなく、家族や親類にまで多くの

思い出を作ってくれたんだなと思うと、飼い主冥利に尽きる。

12年という寿命は、今の水準から見ると決して長寿ではなかったが、

数には現れない密度で生きたと思いたい。



しばらくして、お骨を収めるというので呼ばれる。

二人で一つの箸を使う。人間の時と同じように、しかも丁寧に進めて

くれる係の人には本当に感謝したい。

丁寧にお骨を集め、最後に頭骨を正面に向かせて収める。

全てが恙無く、完了した。

昨日は雨だった空も晴れ間が見え、夏の暑さと清々しさを感じさせる。



今日、無事に旅立った孝行息子でもあり相棒だった愛犬。

初七日法要のお経は頼んだが、それ以外に特に儀式めいたことも、言葉も

送っていなかったので、洋犬だった彼に合わせるように、洋風な葬儀での

言葉を贈りたいと思う。



”我は蘇りでもあり、命そのものでもある。例え死すことがあろうとも、
我を信じるものは生き、また生きて我を信じるものは幸いである。
その者たちには常に日がさし、闇の中にいてもその救いは約束される。
我一人として我のために生きず、また我が為に死ぬ者も無し。生きるのも
死の為に、死する事もまた主の為に、故に我らは主のものである。
主が共にあらんことを祈りましょう。”

私はあなたの飼い主として共に生きて暮らすことで、あなたを何よりも身近な
ものに感じてきました。あなたは息子であり、また相棒でもありました。そして
あるときは励ましとなり、またあるときは癒しとなり、さまざまな活力に姿を変え、
私を幸せへと導いてくれました。おかげで私はかけがえのない日々を送ることが
出来ました。ですが、今は大地に還るべき時なのかもしれません。海に還るべき
時なのかもしれません。
あなたはそこで安らぎを得ることができるはずです。






ありがとう。


...




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