あおいの日記
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1日の夜は、バイトが終わったあとに、学科のお友達Eちゃんのお部屋に チューハイを4缶持って転がりこみました。
あおいのバイト上がりが9時だったので、 その時点ですでに迷惑かけちゃったのは分かってるんですけど。
缶のプルトップ持ちあげながら、 「ねぇ、あおいさ、今すごくご機嫌ナナメなの。 グチってもいい?」
「いいよー。かもん☆」
何て言い出そうか、すごく迷ったんですけど。 1分くらい考えたあと、左手を掲げて 「あおい、振られちゃった(^-^)」
「……へ?」
あおいの言い方がちょっと唐突すぎたのもあるんでしょうけど、 Eちゃんはあおいと同じサークル、つまりKくんとも顔見知りで、 Kくんの性格を知らないわけじゃない、っていうのもきっと手伝って、
Eちゃん、しばらく何を言われたのか分からないって顔してました。 「そう言われてみれば指輪がちがう。 え? …何でよ?」
「本人曰くね、もうあおいのこと好きって思えないんだって。 …ワケ分かんないよね。」
自分でそう言ったとたんに、 事実を突きつけられた気がして、 やっぱり、ものすごく悲しくなって、
この一週間ずっとお部屋で一人でやっていたのとおんなじに、 やっぱり、ぼろぼろ泣いてました。
振られたときにKくんに言われたセリフとか、
あおいの泣き落としが通じなかったこととか、
ちょっと前に、すごく冷めた目を向けられて心底怖かったこととか、
それよりもっと前に「ずっと一緒にいてやる」って言われて
ものすごく、嬉しかったこととか。
それから、
あおいはそれでも、Kくんのことが好きなんだ。ってこととか。
思い出した順にひたすら話して。
もしここで、あおいが『振られました現在彼氏募集中』って言って回れば、 あおいを慰めてくれる、Kくんの代わりをしてくれる男の子が現れるかもしれません。
でも、 Kくんは一人しかいないんです。 あおいの大好きなKくんはKくん一人しかいないんです。
「Kくんね、別に好きな女ができたとか、そーゆーんじゃないんだって。 ただ、疲れたって。 あおいのことを好きでいるのに疲れたって。 これ以上一緒にいると、嫌いを通り越してきっと無関心になっちゃうからって。
だから別れてくれって。 そう言ったの。
だからね、あおい思わず、『待ってる』って言っちゃったの。
自分ですごくバカだと思うんだけどさ、 またKくんが、あおいが必要だって思ってくれるまで待ってるって、
…言っちゃったの。」
どれくらい待てばいいのか、分かんないです。 もしかしたら数週間。もしかしたら数ヶ月。もしかしたら数年。
思ったことを、思いついたままに口にしていたら、 あおいは、10年くらい待つことさえ考えてたってことに初めて気づかされて。
待ったあげくに、Kくんにとって あおいなんか必要ない って結論づけられてしまう可能性の方が、 もしかしなくても、高いのに。
「…こうやって不確定なのを一途に待ってるって、 女として人生棒にふってるかなぁ。」
アルコールの回りきった頭で、勝手にそう結論づけたら、 それまで、じっと話を聞いてくれてたEちゃんは、一言、
「そんなことはないと思う。」
って、静かに言ってくれました。
あぁそっか。 って気分になって、 今度は嬉しくって泣けてきました。
「グチ」って、口に出すと負けかなって思っていたんですけど、 口に出したら頭の中がすごくスッキリして、 あおい自身がどうすればいいのか、やっと分かりました。
あおいは、待っていようと思います。
待ってたいから、待っていようと思います。
取り敢えず、あおい的期限は1年。 そう言ったらEちゃんは、 「…長いよ?(^-^;」 って、忠告くれましたけど。
1年待ったら、また今と同じこと考えます。 『あおいは』どうしたいのかって。
2時半回っちゃったね。 って言ったのは覚えてるんですけど、 あおい、すっかり寝ちゃってたみたいで、 Eちゃんの布団を占拠している状態で、朝、目が覚めました。
家主様には徹夜させちゃったみたい。 朝ご飯まで作っていただいてしまいました。 Eちゃん、ごめん(>_<)
何より、ありがとう。
大好き。
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