あおいの日記
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もうすぐ今年も終わっちゃいます。 街には赤と緑が溢れかえる季節になってしまいました。
去年までのあおいは、お正月はともかく、クリスマスって全然関係のない行事だったので、 今年、予定があるのが少し居心地が悪い気分さえしてしまっています。
Kくんに、クリスマスに何が欲しいかって聞かれたので、 「おそろいの指輪が欲しい」 って、ちょっと考えた後、答えてみました。
多分、あおいがKくんを好きなのは、本当だと思う。 でも、なんでこんなに自信がないんでしょう。 「指輪」にしても、あおいはKくんのモノだっていう、ある意味飼い犬の首輪みたいな、 そんな「印」が欲しいと思うだけなんじゃないか とか。
クリスマスって、そんなに特別な日なんでしょうか。 Kくんがバイトで忙しそうだったから、あおいは 「別に26日以降だっていいよ?」 って言ってみました。
あおいにしてみれば、Kくんと一緒にご飯を食べに行ければ、それでいいんです。 別にクリスマスでなくたって、全然構わない。 でも、彼は頑なに、 「クリスマスじゃなくちゃダメ」 って言います。それは、あおいの言う指輪と同じように 「クリスマスを一緒に過ごす女の子」 が欲しいだけだったんじゃないかって、
やっぱりすごく不安になる。
あおいが前に一度だけ「別に周りに言いふらすようなことじゃない」って言ったせいでしょうか、 Kくんは他の人に対しては、未だに 「今年のクリスマスも一人で寂しい…」 って言い続けてます。
もしかしたらそれはあおいに遠慮してのことなんでしょうか。 でも、もしKくん自身の「メンツ」をおもんばかってのことならば、 あおいはKくんにおそろいの指輪なんて言ってられなくなる。
すごく、嫌。
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