あおいの日記
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2002年11月28日(木)

昨日の話になっちゃうんですが、担任の先生に放課後、職員室に呼び出されました。

あ、思いっきり進路関係の愚痴になっちゃうので、覚悟しててください。(^-^;

本題は、最近あおいが学校サボってばっかりいるのを止めるように…ってことだったんですけど、お説教っていうよりも言い聞かせみたいな淡々とした感じで。
あおいの担任って、すっごく優しい先生なんです。
「何か原因があるのか?」って聞いてくれたんですけど、でも、何て言うか、すごく言いにくくて。
最初はクラスに嫌な奴が居るから、そいつから逃げるのが目的だったハズなんですけど、
そのうちに、自分でも何が原因なのか、すごく曖昧になって来ちゃっているってことに気付いたんです。
ひたすら「何でもないんです」って首振ってたら先生も諦めてくれて。

で、ふと思いついたように「進路の関係で悩んでいるとかあるだろ?」って。
あおいは、その言葉に、話題を逸らしたかったの半分ホントに悩んでたの半分で、文転しようか考えてるって話、したんです。
あと、親が文系には行かせたくないらしいとか、将来就けるものなら文章書く仕事に就きたいとか……。
堰を切ったようにって例えがありますけど、あのときのあおいってきっとそんな感じだったと思う。

話してるうちに、泣きたい気分になっちゃって。
気付いたら職員室の真ん中で、みんなが物珍しげに見てるのも構わずにぼろぼろ泣いてました。
どうして涙が出てきたのか、あおいにも分からないし、これが悲しいからなのか、嬉しいからなのか、それとも憤りからの涙かどうかっていうのも分からない。
でも何か、すごく泣きたかったんです。

先生も、今あおいが第一志望にしてる理系の学校は、「あおいにはかなり難しいだろう」って言ってくれましたし、
文転しないまでも、文系の学部を「受けるだけでも、受けてみれば良いじゃないか」とも言ってくれました。

今更…こんなギリギリの時期になってそんなこと言っているなんて、ホントにあおいはバカなんですけど、
でも、今までずっと決められなかった。
親の顔を立ててっていうのが一番大きかったと思います。

今現在も、頭の中「文転」って言葉が飛び回っていて、そんな自分を、また泣きたくなります。
気持ちの整理がついてなくって、こうやって文章にしてみてもやっぱり支離滅裂になってて、
これをここに書き付けて誰かに読ませるっていうのはすごく申し訳ないことしてるってのは分かってますけど。
正直言って、まだ自分の気持ちが分からない。


まだ話、続きがあるんです。

先生の言ってくれたこと、ずーっと考えて、すっごく考えて…帰ってから親に「文系の学校、受けてもいい?」って、
滅茶苦茶ドキドキしながら言ってみたんです。

案の定返ってきた答えは「別に構わないけど……就職できるの?」でした。

それはもう予測ついてはいたんですけど、それでもあおいにはクリティカルヒット。
しばらく言葉出なかったです。
でも、昨日のあおいは親を説得するつもりでいたので、幾つか就職先調べてあったんです。
新聞記者とか、図書館の司書とか…
あおいがいつも憧れてた職業、挙げてみたんです。

そしたら、親、何て言ったと思います?
「お母さんの職場の●●さんの娘さん、すっごく良い子で、可愛いし礼儀正しいし頭も良いし。何せあの××大学の文学部卒業したくらいだし。
 その子でも就職したの、▲▲だって。」
……××にはあおいには手の届かないような某有名大学(私立)、▲▲にはあおいの地元の地方新聞社の名前が入ります。
その後も、何とかは不況のこの時代には就職がないとか、そんな話続いて。

また、泣きそうになったんですけど、泣いたら負けだって思って、今度はあおいがどんなに国語が好きかって説明しました。
あおいの勉強時間に反比例してる国語の成績と数学の成績。
それを親はよく知ってますから、あおいが国語が好きだってこともよく知ってます。
加えて、あおいは普段から「古典読むのが面白い」ってよく話をしてますし。


「あんたが古典読むのが好きだってのはよく知ってるけど、それでどうなるの?
 あんたみたいにただ読んで、他人の解釈聞いて鵜呑みにしているようなのは、求められていない。
 せめて、持論をもってそれをきちんと説明できるくらいの実力が無くちゃ、
 古典を専攻する人としてやってけない。職業にしようなんて論外だよ。」



あおいは、引き下がらずを得ませんでした。
部屋でこっそり泣いてたら、勉強してないって怒られました。






理数科目は、ハッキリ言って嫌いです。
逆に国語は愛してるって言っても、決して過言ではないですし、そう言うだけの学力はあると思って…………ました。

ここ一年ほど、授業以外で国語の勉強した覚えがありません。予習も授業中にこっそりやってました。
もっと、真剣に…親の反対押し切ってでも、国語を勉強しておけばよかったんでしょうか?
そうすれば、親の言う「実力」ってやつが、あおいには身に付いたんでしょうか?

誰にも負けない、全国で比べても誰にも負けない特技が欲しいです。
こんな中途半端な情熱の対象じゃなくて。
そうすれば、それだけを磨いても、誰にも反対されないのに。好きなだけ、それだけをやっていられるのに。










結論として。
文系の学部は、受けないことにしました。

結論は出したんですけど、まだ心の底で悩んでる、決めかねてる自分が見えます。



いつもにも増して読みにくい日記で、しかもかなりブルーで…ごめんなさい。


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