あおいの日記
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2002年07月24日(水)

学校から帰る電車に乗り遅れました。

原因は図書館に入り浸っていたからです。
中村うさぎの「家族狂」(角川書店)読んでました。

ふと気付いたらギリギリ電車に間に合わない時間で……
あ、学校から駅まで20分くらいかかるんです。徒歩で。
結局30分時間潰して次のに乗るハメになっちゃいました。

薄い本だったからすぐ読めると思ったあおいが浅はかでした。
しばらく本を読んでいなかったブランクでしょうか、読むのに30分以上かかっちゃいましたし。

以前はよくあったんです、本を読んでいて時間を忘れちゃうってこと。
最近なかったので、良い傾向だと思っていたんですけど……。
若者の活字離れが問題として騒がれてる中、何なんですけど、あおいには活字離れが必要みたいです。

因みに、駅前の本屋さんで時間潰してました。
あおいは、本屋さんの、あのいっぱい本がある感じが好きです。

……全然反省してないですね(-_-;




せっかく読んだんですから、悔しいので感想でも。
といってもあまり詳しく書いちゃうと、ネタバレになっちゃうので沢山は書きませんけど。

中村うさぎさんって、「ゴクドーくん」のイメージあったので、ライトノベルのつもりで読み進めたら、見事裏切られました。
始まり方とかも結構軽かったですしね。
ホラー……なんですよね。分類は。
作中であおいの大好きなS・キングの「ミザリー」の名前が登場したのも、何て言うか、「ホラー」のイメージから遠ざからせたのかもしれないです。
ホラーって、何て言うか、自分から遠い世界の存在って感じがしてますから。

基本的には面白かったんですけど、ちらりと…ですが数個の矛盾点が目について、
そのせいでしょうか、一人称で書かれていて、最後の辺りは上手くぼかされていたんですが、
結局は主人公が狂っちゃったんだな、という身も蓋もない結論をあおいは出してしまいました。

欲を言えば、もっと生首の描写を詳しく……とか言っちゃうと、あおいの人格疑われそうなので止めておきますけど。
でもなぁ……あとがきで生首について語るくらいならもうちょっと……うーん。


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