いろんな人に出会ってきた。いつも議論が自分の中にある人とか。いつも主人公になりきってる人とか。もう、声は聞けない。午前中はハイが続いたまんま、午後から泥のようにだれる。クルマで熱唱する声も出なくなる。ただ意味はなくていい。血流がめぐる手の色の赤はそれだけでいい。それ以上の意味はまったくいらない。というかあるとしたら、この身が張り裂けそうになるだろうから。今はそう思わないととてもやり切れない。