夕方、ラシーンを降りて西の空に照らされる。 地球の底は優しいピンク。 空のてっぺんは透明な水色。 暗く浮かび上がった電柱の影が綺麗。 写真を撮ろうとその場に暫しとどまれば、 わずかその30秒ほどの間に、 ピンクがオレンジ色になっていくのです。 めくるめく空の光。大掛かりな魔法のように。 スピードは心に沁みる速さと同じ。
また連絡する、 って言葉が大嫌い。 ということに気付いた。 すぐそこの未来ではない、 どこか遠くへ繋がる保証は無いという 思い込みがあるから。 そんな自分の思い込みも、 でも良い方に転がるかもという空虚な期待も、 大嫌い。だから全部嫌いになる。 そういうこと自体が嫌い。 どーしようもない。 けど、ちょっとしたことで、 その残像が後を引けば、 心いっぱいに拡げてまた顔を上げる。
最近心理学の本を紐解いたので、 難しく考えてしまうのである。 人生深く考えない人間は嘘。 絶対どこかで言葉が複雑に絡まってるはずだよ。 と、思う。
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