夜、窓を少し開けてラシーンを走らせれば、 しっとりと夜露が降り注いだ 草花の薫りの風でいっぱいになる。 5月の草むらに響いていた虫の声は 主の姿なけれど今闇空に拡がり、 豆笛の草を手折った時の匂いは 星のない空に時空の歪みを点在させてるみたい。
梨の花ももう散り始め、 つつじの花、藤の花、 楽しみは先に味わってしまいたいみたいな今年の春。 楽しみは後に残しておいてもいいよ、もう少し。
相変わらず映画はビデオでガシガシ借りて観てるんだけど、 ここのところ、人のオススメを聞いて借りるよりも、 自分でビデオのパッケージを見て「オモシロソ」と 思ったものを借りてる傾向があります。 だから、レンタル屋に入る前は何を借りるか決めてない。 つらつらと歩いて、む、これは良き出逢い哉、 と思ったとき、レンタルされているのであります。 こんなのもいっかなーと、人知れず思うのですが。
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