名前は忘れたけど、時々アメリカの開拓物の映画をやっている時がある。 それを観ていて、全部観ることができた例がない。 わたしは子供の頃からヨーロッパの中世の時代が怖い。 アイルランドもイングランドもフランスもドイツもみな怖い。 音楽や絵画や衣服はとても美しい。 でも、家や建物が怖くて仕方ない。 夢にも見るくらいに怖いので、 あの中世の時代の格好の人々が、未開のアメリカ大陸に上陸して、 自分たちも飢えや病気あえぎながら 原住民と闘って開拓していく様は、ほんとうに恐怖を覚える。 ヨーロッパからの移民の中には、女の人たちもいて、 いつインデアンが襲ってくるかも分からない中で 住むところも生活も何もない状態で暮らし始める。 そういう血生臭いことって、 子供の頃観た西部劇では、出てこなかったし思いつきもしなかった。 でも、よく思い出してみると 「頭の皮を剥ぐ」とか「インデアンに捕まって火あぶりになる」とか 言うのはよく出てきていたから、結構血生臭い話だったんだ。 アメリカを目指したというのは、ペストの流行と関係あったんだっけ? 厳しい環境の中で生き抜いてきた民族を思うと アジア人で本当によかったと思う。 木や竹に囲まれた家に住み、 陽の光の溢れる中で植物と共に生きるイメージに安堵する。 「あんなに危険な状態なのに、 なんで女の人がいるのだろう?」 と言ったらダンナが 「移民や侵略というのは、子孫が繁栄して はじめて成功になるんじゃないの?」 と言っていた。 ふ〜〜〜ん、意外と分かってるんじゃん・・ 魔女狩りなんかと比べたら、 百姓一揆とか、お犬様なんか可愛いモンだ。
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