『偏愛的猫生活』☆muux

◇登場人(猫)物◇=01年6月頃生の純日本猫♀、竹藪に捨てられていた。
ザジ=02年11月頃生 03年1月21日から同居。Mixアヘ〜猫♂9.2kg
ATU/ダンナ=絵描きになりたかった地質調査技師。ウドンは柔らか目。四国・松山出身
わたし=実は雑踏が大好き。道玄坂の奥がふる里 →<about me>

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西部劇の前は・・・ 2002年11月03日(日)

名前は忘れたけど、時々アメリカの開拓物の映画をやっている時がある。
それを観ていて、全部観ることができた例がない。

わたしは子供の頃からヨーロッパの中世の時代が怖い。

アイルランドもイングランドもフランスもドイツもみな怖い。
音楽や絵画や衣服はとても美しい。
でも、家や建物が怖くて仕方ない。

夢にも見るくらいに怖いので、
あの中世の時代の格好の人々が、未開のアメリカ大陸に上陸して、
自分たちも飢えや病気あえぎながら
原住民と闘って開拓していく様は、ほんとうに恐怖を覚える。
ヨーロッパからの移民の中には、女の人たちもいて、
いつインデアンが襲ってくるかも分からない中で
住むところも生活も何もない状態で暮らし始める。

そういう血生臭いことって、
子供の頃観た西部劇では、出てこなかったし思いつきもしなかった。

でも、よく思い出してみると
「頭の皮を剥ぐ」とか「インデアンに捕まって火あぶりになる」とか
言うのはよく出てきていたから、結構血生臭い話だったんだ。

アメリカを目指したというのは、ペストの流行と関係あったんだっけ?
厳しい環境の中で生き抜いてきた民族を思うと
アジア人で本当によかったと思う。
木や竹に囲まれた家に住み、
陽の光の溢れる中で植物と共に生きるイメージに安堵する。


「あんなに危険な状態なのに、
 なんで女の人がいるのだろう?」
と言ったらダンナが
「移民や侵略というのは、子孫が繁栄して
 はじめて成功になるんじゃないの?」
と言っていた。
ふ〜〜〜ん、意外と分かってるんじゃん・・

魔女狩りなんかと比べたら、
百姓一揆とか、お犬様なんか可愛いモンだ。




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