消防団長 隠居日記
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最近、うちの子(小1)やっと自転車に乗れるようになった。 これはかなり遅い。早い子は幼稚園の年少くらいから、もう補助輪なしでスイスイ乗ってる。たいていの子は小学校あがる前には、乗れちゃうもんだ。 うちの子はもうすぐ2年生。それがほんのつい2週間くらいまえに、やっと乗れるようになった。
それまでは、友達がさっそうと自転車で走っている中で、一人だけ補助輪をつけガラガラと爆音をたてながら、なんとか皆についていっていた。やっぱり、これは恥ずかしかったようで、自転車には乗らず一人だけ走っていたりもした。でも、これは疲れるのだろう。そこでいよいよ練習をするのだけど、これが続かない。「自転車なんて乗らなくていいもん」などとのたまう。 私も練習に付き合った。でもなにしろ本人がすぐにやめてしまうのでほんの少し。
まあ、自転車なんて危ないから、乗れなきゃ乗れないでいいやと思っていた。 本人も自転車なんてこの世に存在しないみたいな感じで、隅の方に転がっている自転車に触れようともしない日々が長く続いた。 そういえば自分のときはどうだったっけ?全然覚えてない。練習していて転んだような記憶がかすかにあるけれど・・・。
しかしそれが突然乗れるようになった。「もう、自転車乗れるようになったよ、補助輪取って!」ホントかよと思ったが、ホントだった。少しふらつくものの、ちゃんと乗れている。自転車っていうのは、乗れるときがくれば乗れるようになるのか? 実はそうではなくて、近所の交通公園で密かに練習をしていたようであった。その公園は自転車を貸してくれて、そこの自転車で練習をしていたのだ。 今じゃ毎日、自転車に乗ってサイクリングライフをエンジョイしている。今日も何して遊んだかという私の問いに「自転車こいでた」と嬉しそうに言っていた。 「娘よ、自転車に乗れるだけでこんなにハッピーになれる日々はそう長くは続かないのだぞ」と心の中でつぶやく私であった。
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