ひつじの日記
霧島羊子



 よくもまあ。

朝から色々おこってくれたもんです。
出社したら課長のパソコンが動かない。『システムの責任者誰だよ!』
と思ったら自分だった
電話でやり取りするも、どうも良くならない。
思いきってマウスを抜いてみた。動いた。
マウスの故障じゃないかと言われたが、そのマウス、私のパソコンに繋ぐと使える。相性が悪かっただけなんだろうか?S課長のパソコンは随分前から動きが怪しいのでその辺が原因ではないかとも思う。しかし、スキャンディスクしてもデフラグかけてものーとんしても異常はない。何だってんだこのやろう。
そうこうしていたらS課長がマウスがないと不便だと言うので電器屋に行ってマウスを買ってきた。光学式のやつだ。
買いに行っている間、車の中でX-JAPANのアルバムを大音量で聞いていたので課長から電話があった事に気付かず帰社。
これが私の悲劇のはじまりだった。

もしこの電話に出ていれば私はそのまま現場に直行して現場見学させてもらって夕方帰ればよかったのだが。
帰ってしまった。
帰ってしまったが為に某K課長の出るべき取引先の会議に私が出席する事になってしまった。よりによって今日は化粧するのを忘れて家を出た為にファンデと眉かきしかしていない。(麿にあらず
おまけに洗濯物が乾かず、シャツがなく制服の下はレストローズのTシャツ。
頭もひッつめて縛ってあるだけ。
……なにもこんな日に……。
しかも懇親会(食事会)も出てこいと言う。
ミっフィーのキーホルダーとクルミのケーキ一つでは割があいません、K課長。
女の人は何人かいるっていったから行ったのに、会議にいたってはひとり、
懇親会に至っては誰もおらず、紅一点。
前回の9時間耐久職人会議にくらべれば幾分マシですが、どうせなら予定をよく見た上で申し込んで欲しいト思った今日この頃。

7時半を過ぎて帰社してみるとS課長が赤く光るマウスにびびっているところだった。

2002年04月24日(水)
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