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2002年04月29日(月) そして入稿完了!

 いやーもう、28日はイベントだったと言うのに、うっちゃらかして、最後の修羅場でもがいておりました。その本、一応、以下のようなタイトルをつけました:

炎多留fanbook
『勇。攻略。』
〜勇の長〜い恋の物語〜

・勇だけが、主人公をずっと昔から見つめ続けてきた。
・主人公は勇の告白で、勇に対して押さえていた自分の感情に気づく。
・主人公に安らぎを与えてくれるのは勇だけ。

 一応、エラソウにも、以上のコンセプトでもって取り組んだことになっております、そして主人公の「寺崎陽介」が当然主人公として出て来るです。勇本なんだけど、漫画ってのは視点は一点に絞らねばならぬもの、主人公の視点、に焦点をあわせました。だから、主人公のモノローグはあっても勇のモノローグはありません。まあ、今後、エピソードごとに、勇の心情にも触れてみたいと思います。

 さて、以下のような小さなタイトルがつけてあって、イベント毎に構成しました:

・主人公はくぱじゅるさん
・勇とスイカと昔の約束
・ストリートライブの夜
・熱い恋人

 ということで、表紙仕様はフルカラーで真っ赤。勇(とおぼしき少年)が、男性(主人公)にしがみついている。表紙込み・全部で52ページ。「犬飼先生と彬さんに捧げる」、と献辞を表紙をめくって最初にページに入れました。
 炎多留の最初のフレーズ「今年の蛍は一人で見た…云々」の詩も使いました。主人公の背中が何か、自分でも寂しい…なんて、寂しい男の背中が描けるんかい、自分、とツッコンでみる。

 今回は…勇、ご奉仕シーンで終わることに…しかし、主人公、その後、さよオナニー、部屋で1人でしっかりシコるのである…勇をオカズに。勇、後ろからヤラれてまーす。

 今回は、とにかくトーンが大変だった、いや、毎回トーンは大変だけど、今回、夜が多くて…いや、正直、夜ばっかりじゃないか勇とのイベント、とか思ってやってました。夜空にグラデのトーンが縮小率の関係で余り使えなかったのが残念、これに木々のデザイントーンがキレイに被れば、いい感じで夜の森みたいな雰囲気になるのに。
 勇に告白されたあとにするHは、神社の裏手であるから、次回の本は何が何でもこの雰囲気を出したいものです。いや、努力精進はあらゆるところに必要ですが…。


 家の近所の神社へ行ってちょこっと取材、こんなことになってるのか、とか、新たな発見。まあ、鳥居と石灯篭を描いとけば、神社には見えるってことなんだけど、境内は難しい。それにしても、神社には何て木が多いんだろうか。
 東京の友人が新宿のマップをくれた。裏が白地図になっていて、舞台の取材のため、新宿駅前、周辺の公園や遊園地をいろいろあたり、炎多留マップを作ろうと言う事になった。友人は字書きさんで、表現一つに妥協を許さぬ人なので、取材にあたってはしっかり全部文章書き起こして場所の情報を集めねば、と気負っている。
 で、鈴山、なんてところは無くて、新宿から見える観覧車というのは後楽園だろう、ということに…まあ、なんでもいいのだが、漫画には資料が必要だ。

 というわけで、炎多留マップツアー(私と友人の二人で)を敢行することになりました…成果は次の勇本(今回の本の続き)で、この夏ムリヤリ披露です!









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