| 2005年02月04日(金) |
「オペラ座の怪人」話は続く。 |
生まれて初めて自分で金出して見に行った舞台、しかもその場でドはまりして1ヶ月に1回のペースで見に行った上(本当はもっと行きたかったが)、四季の会ジュニア会員(当時高校生だったので)にまでなって今に至る特別な作品なので、しつこく話は続きます。 日経エンタテインメント!の映画パーフェクトガイド(DVD付き)を買ってしまいました・・・。インタビュー内容があちこちかぶっているので、¥1600は少々高いかもしれません。まあ毒を食らわば皿までというかなんというか、結局好きなんじゃねえかよ!と突っ込まれそうですが、いや〜それがねえ〜複雑なのよ〜(苦笑) 物凄く好きなところ(音楽とかストーリーとか)と、どうにも許せないところ(自主規制)と、好きなのか好きじゃないのか自分でもよくわからないところ(ジェリーファントムとか)が混ざっててどうにも・・・たぶん、ファントムに対するクリスティーヌの気持ちもこんな感じなんじゃないでしょうか。 「どうにも許せない部分があるんだけど何故か頭を離れないのよお!」 そうか、わかるぞクリスティーヌ。どっちつかずのいい加減な女だとか思ってて悪かったよ。人間、複雑なんだよね!(笑) そう考えると一番難しいのは実はこの役かもしれない。エミー・ロッサムの表情は ●うっとりする ●落ち込む ●何も考えていない の3パターンしか読み取れなかったが(笑) 正直、歌は吹き替えで演技は実力派任せでも良かったんじゃないかと思う。「今の観客はそれだとしらける」と監督は言っていた(ガイドより)けど、日本人はアニメとか吹き替え映画に慣れてるから大丈夫じゃないかな。アメリカはどうか知らんが。 メイキング映像を見てて、どうして屋根の上のセットや「ザ・ポイント・オブ〜」が安っぽく見えるのかわかりました。 「それ以外のセットが凄く良く出来ているから」です(笑) 相対的に安っぽく見えたのね。オペラ座内部のセットは素晴らしい。アカデミー取るとしたら美術賞じゃないかな。 舞台版への思い入れが強くて相違点が全て欠点に見えてしまったのが初見でしたが、後でふと思い出してしまったりして気になり、なるべくフェアな気持ちで確認しようと2回目、そして、「ああ、良い所も結構あるな」とか「そもそも四季の日本語訳が意訳でキャラクター造形が違っている(キャラが立ってる)んだ」と気付いたり、いろいろ納得がいったので、もしかして3回目もあるかもしれない・・・・・・(笑) 何しろ値段が安いからねー四季の1/5で見られるんだから。 四季版のファントムは、屈折してワガママなとこは同じですが、貴族的でストイック、手品の種明かしをしない一流の魔術師みたいなキャラで、死の匂いがするから危険な男なんですよね、私的には。ちょっと機嫌損ねたら誰を殺すかわかったもんじゃないという(笑) そういうとこが好きなんですけど、ALW卿がジェラルド・バトラーをキャスティングした意図がそもそも「ファントムにはロックンロールスターのような危険な男を」(ガイドより)だったんで、もう全然違う(笑) 「危険」の意味が違う(笑) だからもう、それはそれこれはこれってことで、そう考えるとジェリーファントムは決して嫌いではないな、と。「ザ・ポイント・オブ・ノーリターン」終わって素顔をさらされて以降の演技はやはり素晴らしいと思うし、実はブリッジの上でマントを脱ぎ捨てるシーンも結構お気に入りだったりする訳で(小声) 個人的には沢木順氏のファントムがとても好きでした。声も魔術師っぽい仕草も良かったし、ラウルとクリスティーヌが舟で去った後、彼女のベールを彼女自身であるかのようにお姫様抱っこしてそっと口づける演技にマジ泣きしました。美声長身の山口ファントムがその次かな。市村ファントムはCDでしか聴いてないので、評価不能ってことで。 そうそう、地上波で「マスク・オブ・ゾロ」を見ました。バンデラスかっこよかったけどやっぱりファントムでなくて良かった(笑) まあ「ザ・ポイント・オブ〜」の衣装はちょっとゾロちっくだったけどね・・・。どっちかとゆーとアンソニー・ホプキンスの方がイメージに近いです。映画というよりアニメか漫画みたいで、イヤな「マイフェアレディ」だなオイとか突っ込みつつも面白かったです。「パイレーツ・オブ・カリビアン」よりは、こっちの方が面白いかと思われます(暴言)。
私事ですが、この映画で「創作におけるリアリティとは何か」というのを改めて考えさせられています。
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