| 2005年02月02日(水) |
映画「オペラ座の怪人」(2回目) |
〈こんなプロポーズはイヤだ〉 元カレが今カレの首を絞めながら「私と一緒に暮らそう」と迫ってくる。
それはともかく、微妙〜とかさんざん言ってたくせに女性割引だったんでまた行きました(苦笑) やはり音楽が絶品なのは最大の魅力だし、映画版の良いところやジェラルド・バトラーのファントムをもっかい見直したかったんですよね。舞台版と比べて不満はあるけど、「私のファントム像」にこだわらなきゃそんなに悪くはなかったんじゃねえか?と思ったもので。それに舞台が4月以降しか取ってなくて、待ちきれず代用品(笑)でとゆーのもあったり(笑) 結論から言えば、やはり映画を先に見た方が十分楽しめるでしょう。ミュージカル映画としての完成度は「シカゴ」が上かもしれませんが、シャンデリアが上がり時間が戻るシーンや舞台裏の人々が動きで追えるところ、マスカレードやシャンデリア落下はひっじょーに良いです。オケも四季より音数多くていいですし。ジェリーファントムは良く言えば人間くさく、悪く言えばセコい(笑)のですが、今回真面目に字幕を読み、これはクリスティーヌの成長物語だからこれでいいんだと思いました。 ファントムは、フィクショナルな仮面と歌の世界では自信にあふれセクシーに振る舞える(四季の触れそうで触れない「ミュージック・オブ・ザ・ナイト」や溜めから一気に激情的になる「ザ・ポイント・オブ〜」と比べるとほとんど痴漢である)けれど、素顔は愛された経験のなさ故に自己中で屈折した幼稚な男。夢見がちで父の死を受け入れられなかった少女のクリスティーヌが、甘い幻想の世界から醜く残酷な現実世界に踏み出すために、ファントムはセコい男であっていいのです。天使でも父親でもカリスマセクシーでもない、ただの彼と向き合うために、クリスティーヌは仮面とカツラをひっぺがす訳です。問題はエミー・ロッサムにそれを表現する演技力が伴わなかったことでしょう。だから、ファントムが若かったりセコかったり痴漢だったりしてもいいんです(笑) ちょっと良く解釈しすぎかとも思いますが、個人的にこれで映画版を納得できたので、まあいいじゃないスか(笑) ただ、エンディングの新曲とお墓の薔薇の花&指輪は要りません。前者は曲調が本編と違いすぎるし、ポップスだったら秀作だが本作では蛇足の駄作。後者はファントムの消え方がアレなんだから「アイツまだ生きてんのかよ!」ってなるじゃない(笑)
|