| 2004年03月12日(金) |
「たそがれ清兵衛」と「座頭市」 |
前者は地上波放送を録画して見ました。真田広之は結構好きだし、アカデミーにもノミネートされたし、ってことで期待してましたが、正直つまんなかったです。とにかくだらだらとテンポが悪く、長すぎる。それに時代劇と見せかけたホームドラマ(失われたオヤジのドリーム)であり、あまりに清兵衛と家族の現代性が透けて見えて、細部のリアリティと合っていない。大体、真田広之は「リング」の高山竜司のような胡散臭い役の方が似合っている。 我慢しながら見て、やっとチャンバラになるかと思ったら敵が身の上話始めちゃって、「お前の苦労話はどうでもいいんだあ!!」と叫んでしまいました。 母親は「ほのぼのしてていい」と言ってましたが、私はもっと殺伐としたやつが好きだなあ、と思いました(笑) という訳で「座頭市」(北野武)を借りました。「たそがれ〜」にないものの全てがありました(笑) 大変面白かったです。「サムライスピリッツ」ばりに飛び散る血飛沫、ばさばさ斬られる悪党、音楽とのコラボレーション、見る側の興味をそらさない工夫。様式がしっかりしていて、監督の才気を感じます。あと大島渚の影響も。ただ、あのハイスピードの殺陣は重心のブレをごまかすためかと思いますが(笑)映像でうまく迫力出してるのがすごいですね。ちなみにラスト部分では聖闘士星矢を思い出しました(笑) いわゆる「不適切な表現」については、「不適切な使われ方」はしてなかったと思いましたけどね。同じ文脈から言ったら「あのガキ」も不適切でしょう(笑) 殺伐としているけれども、フィクションとしてのコードがちゃんと織り込まれているので、ある意味良心的です。面白かったです。
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