ジョン・キューザックは「セサミストリート」の人形に似ている。 ノア・テイラーのヒトラーは小室哲哉に似ている。 という訳で見てきました。画家志望時代のヒトラーを描いた問題作、「アドルフの画集」。絵の展示が中止になってがっかりですが、大変面白かったです。というか、これは出来不出来以前に、作られたこと、そして見たことに意味のある映画だと思います。 20世紀が生んだアンチ・キリスト、アドルフ・ヒトラー。彼にも青年時代があり、夢と挫折、交友があった。ここに描かれているヒトラー、いや、アドルフは、恐ろしいことにキュートですらあります。小心でストイック、性急で一途、高慢で子供っぽく、神経質な顔立ちに異様な輝きの青い眼、小柄で華奢な身を汚れたコートに包んだ30の男。 受です。 バリバリに受です。 まあそれはともかく、物語が進むほどに、「どうしてあんなことになってしまったのだろう」という思いが強くなりました。 ラストは少々意図的すぎるかな、とも思いましたが、切ないです。 マックスの愛人の話とか別にいらないんじゃなかろうか、とか、本編入ってもスタッフの字幕がうるさいとか、細かい不満はさておき、見られてよかったと思う映画です。最後のスタッフロールでは思わず拍手したくなりました。 どんなに原稿に煮詰まっても、演説だけはしないようにしよう、と思いました(笑)
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