早瀬の呟き日記

2003年04月21日(月) 「アバウト・ア・ボーイ」(ネタバレ)

38歳独身、無職。気ままに暮らすウィルは、若いシングル・マザーをナンパするべく交流会に参加。それがきっかけで12歳の母子家庭の少年マーカスと知り合う。マーカスの母親は情緒不安定で、彼自身も学校でイジメに遭っていた。
こう書くとなんか暗そうですが、切ない出来事も淡々と、あるいはコメディタッチに描いていますので、どっちかというとファンタジーっぽい感じです。
登場人物の心の声を喋らせすぎかな、というのが気になりましたが、ヒュー・グラント演じるウィルのハンサムなダメ男(笑)ぶりがいいです。そういや石岡君はヒュー・グラントに似ている(里美ちゃん曰く)そうですが、本当かなあ?(笑) マーカスは、美少年でもなければ特別賢いでもなく、あまりに冴えない少年なんですが、むしろそれが長所かも。母親への想いがベタな感動ものという印象を与えないのは、この冴えなさ(笑)とちょっと大人びた部分のお陰かな。
安直に、ウィルが本当に父親になるのかなと思ってたらそうではなく、個人的に大好きな「皆で仲良く」という結末なのがよかったです。好きなんですよ、カップル・親子・友達・カップル未満、色んな組み合わせの人達が共同生活(全員同居でなくてもいい)するっていう形。実際には難しいから「ファンタジー」ということになるでしょうけど。
「2人ではダメなんだ。1人がキレたら片方はどうしようもない。誰か支えが必要なんだ」
これは作中のマーカスの台詞ですが、「パパママ僕」という核家族を理想として、そうでない家庭を「欠陥家庭」と看做すのは時代遅れの偏見だとしても、確かに、家族という単位として「2人」はきついんじゃないかな、と素朴に思います。特に親子の場合は。
「ポストモダン家族」は「新しい拡大家族」がいいな、というのが個人的希望ですが、「義父、連れ子を虐待」なんて記事を見ると、現実には無理なんだろうなあ、と思います。


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琳 [MAIL]