| 2002年12月18日(水) |
「マリアクローチェ」に行ってきたゾ。 |
授業の後、「マリアクローチェ」に行きました。「都営大江戸線新御徒町駅A4出口徒歩2分」と「S」に載ってたんで、地図を頭に入れていざ降りてみたのですが・・・迷った!(笑) ここまでは確実なんだが、というところにちょうど交番があったのでお巡りさんに訊いてみた。 「あの〜マリアクローチェってどこですか?」 「え? 初めて聞いたなあ」 「(ぐ、やはりマイナーなのか・・・)えっと、あの『銅線ビル』ってとこに入ってるんですけど」 「あ、『銀線ビル』でしょ!」 「えっ?(汗) あ、ああ、そうです!」 「それだったらそこ渡って左に曲がってすぐだよ」 ・・・そう、早瀬は思いっきり「渡って右」に曲がっていたのだった。 さて、無事に着いた「マリアクローチェ」はビルの地下倉庫を改造した展示空間で、地上の入り口は工事現場風なのだが、地下へ降りていくと人力車とか明治時代の歯科医の患者用椅子(推定)とかが置いてある。ステキだ。なお、CLAMPからお花が贈られていた。どういう繋がりだ、と思ったがどうやらALI PROJECTの宝野アリカ経由ではないかと思われる。 まあそれはどうでもいい。 木の扉を開けると中は大変に暗い。古い白熱灯と蝋燭くらいしか照明がない。眼が慣れてくると、内壁はまさにコンクリート打ちっぱなしの倉庫であることがわかる。そこにアンティークなテーブルセットやレトロな小道具や、バロック教会の写真などが展示されている。ゴスである。マリスな空間である。BGMも聖歌なんだかゴスなんだがよくわからないが耽美でそれっぽい音楽。こんなところに1人で入っている私は陰気な変態と言われても仕方ないと思われる。でもお客さんは結構いましたよー。案の定バンド系っぽい若い女の子達もいたし(笑) さて、私が特に気に入ったのは恋月姫作の人形達と、勿論天野可淡のそれ。暗い上に近視(眼鏡かけても1.0には到底届かない。いい加減コンタクトにした方がいい気がする)の早瀬は作品名のラベルが読めないので、ただ眺めていた訳だが・・・それでも十分だった。 ガラスの棺桶の中に眠る小さな人形達は、可憐で美しい。裸のまま壊れて横たわる少女、女王のように退屈な残酷さで椅子に座る少女(いずれも可淡作)はどちらも、ぞくっとするほど美しい。その眼は決して私を見ない。生きている人間である私を拒絶する。だからこそ、私はそこに存在することができる。闇の中に溶けているのは人形ではなく、私だ。 自分の首を膝の上に乗せている日本人形の少女の眼は半眼なのだけれど、じっと見詰めているとゆっくりと瞬きをしているようにも見えてくる。怖い。すごく怖い。でも、じっと見詰めてしまう。 十字架に磔になっているセーラー服の少女、悪趣味になりかねないその仕様を、静かなあどけない表情が救っている。 様々な人形を眺めているうち、私は唐突に気づくのだ。 ああ、神とは、人形のことなのだと。 偶像崇拝を禁じた文化の人々は、きっと人形を怖れたのだと思う。 その、まごうかたなき淫靡な神々しさを。許しを乞いたくなると同時に、犯したくなるその魅力を。 (※途中で電波の撹乱が起きたようです)
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