早瀬の呟き日記

2002年10月24日(木) 「モーツァルト!」(ネタバレ)

ミュージカル「モーツァルト!」日生劇場公演に行ってきました。市村正親氏と山口祐一郎氏が揃って出るとあってチケット取るの大変で、結局ヤフオクで掌に入れました。
主演のモーツァルトは「エリザベート」ルドルフ役の井上芳雄くんと、歌手の中川晃教くんのダブルキャスト。正直どちらもそんなに贔屓という訳ではなく(笑)10月に中川、12月に井上、でチケットを取ったのですが、中川君、よかったです! マジで。表情もよかったし、声も透明感があってよく出てたし、歌上手かったし、小柄で華奢で可愛い(笑) 天才モーツァルトの子供っぽくて痛々しい感じがよく似合ってました。黒いドレッドの長髪もまたよく似合ってて、なんか「美味しいもの先に食べちゃった」感じです(笑) イヤ、いいよ、中川君は。どうしよう、またミュージカルに出て欲しいなあ(笑) 可愛いv まだ20歳なんですねえ。若いですねえ。ウフ。
「エリザベート」と同じ作曲・脚本スタッフなのですが、出来は「エリザベート」の方が上でした。まあ、振付がカオスの大島さんだし衣装はルナマの朝月氏だし、かなり強力な日本側スタッフ陣だったこともありますが、ミュージカルナンバーも「エリザベート」ほど記憶に残るものが多くなく、何より脚本の運びがまずい。ドラマで見せて欲しい部分を台詞で説明しちゃってるし、サブキャラのナンバーが無駄に多くて、話の焦点がぼやけてしまってました。友人が「眠くなった」と言ったのもわかる気がします(笑) 間延びしちゃってたね。それに、折角山口さん出てるのに司教の出番が少ねえよ!(笑) もっと出せよあのエロ司教!(笑) 絶対モーツァルトを自邸に囲ってる間に何かした筈だぞ!(←よしなさい)
衣装は、モーツァルトのものが斬新でよかったです。タンクトップに裂けたジーンズ、スニーカー、チョーカー、その上に刺繍入りの丈の長い上着を着てるの。これはよかったですね。あと、司教の派手な衣装もよかった。
子供のアマデが終始無言でモーツァルトを引っ張るという演出はよかったです。いきなり首絞めるとこが怖かったな。こういう仮想キャラをリアルに使えるのが舞台の強みですかね。トート閣下もそうだし。
ナンバーで好きなのはヴァルトシュテッテン男爵夫人(久世星佳。上手かった!)の「星から降る金」とモーツァルトの「僕こそ音楽」&「影を逃れて」。場面として一番ぴたっとハマっていたのは、最後の「レクイエム」を書くシーン。(ここのナンバーは「モーツァルト!モーツァルト!」) このシーンが最高に光ってました。
松たか子氏は「ラ・マンチャの男」よりも声がよく出ていて、危なげなかったです。
市村さん山口さん共に、カーテンコールがお茶目でした(笑) カーテンコールで主役より目立ってどうするよ(笑) 幕が下りるのに合わせて、段々しゃがんで掌を振ってみせたり、可愛い人達(笑)
「エリザベート」とテーマ的には同じでしたね。自分を勝ち取るための戦いの人生。「それで自分は幸せなんだろうか?」という疑問。モーツァルトの方がダメ人間で(笑)フォローする人もいなくて(トート閣下のような「絶対愛」存在がいない)より最期が気の毒な感じですけど。
自己中心的な生き方が美しくもあり同時に迷惑なものであるという(笑)両義的な描き方を両作品共してますが、「エリザベート」の方がより両義性が鮮明だったかな。
個人的には、もっとモーツァルトが人格崩壊しててもよかったのではないかと(笑) なんか、結構いい子でしたね。「アマデウス」のインパクトが強烈だったからなあ。「なんじゃこのアホは」って思ったもんな。
市村さんはアクの強い役の方がやっぱりいいと思いました(笑)


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琳 [MAIL]