| 2002年09月01日(日) |
SとJとRを巡る小さな論争 |
某掲示板にて「現在LUNA SEAメンバーのソロ活動でダントツに輝いているのはSUGIZOだ」という発言をきっかけに少々論争があった。発端となった発言者は主に次の2点において、RYUとJを引き合いに出していた。 曰く「世界の最新の音楽シーンに通用するレベルであること」。 曰く「世の中に強く訴えかけていること」。 さて、発言自体への意見は置くとして、早瀬は今まで5人を同じ尺度の上に並べてみたことがなかったので、割と驚いた。そうだな・・・街でたまたま小学校時代の同級生を見たぐらいには驚いた。SLAVEとしてそれほど手離しで彼らを賞賛してきたつもりはないが、この「1つの尺度上に並べる」ということを無意識に避けているあたりがSLAVEたる所以なのかもしれない。 2番目の事項は事実認識の不足がある上、単に好みの問題なので省略することにして、最初の点に関して考えてみた。RYUについてはRYUスレに譲るとして、この発言者言うところの「ラウド系だが今一つぱっとしないJ」について考えてみることにした。「ラウド系」という単語を初めて聞いたので、検索にかけて調べたところ、SlipknotやRammsteinといった「HARD:ON」に収録されているバンドが「ラウド系」と呼ばれていることがわかった。早瀬は今まで「ハードロック/ヘヴィメタル系」だと思っていたが、巷ではもう少し区分が細かいようだ。で、少し理性レベルを厳しくして(つまりSLAVEモード、Jスレモード、SUGI受モードを解除するという作業である)Slipknotの楽曲「Spit It Out」と「BLOW」「Twisted Dreams」及び「怒FUNK」を聴き比べてみた。同じ様にヘヴィな楽曲の方が比較に向いていると思ったので。 ぶっちゃけ、早瀬は音楽に詳しくない。レベルがどうとかテクがどうとか言われてもさっぱりわからない。従って、「演奏のレベルが高い」とはどういうことなのか、についてはコメントできない。今後の課題とすることにする。 さて、最初にSlipknotを聴いてみる。印象としては「ギター音に厚みがあって全体的に透明感がある」。それと比較した場合、Jの2曲は「音にざらつきがあってシンプルな感じ」である。これは音数によるものなのか、それともいわゆる「演奏レベル」によるものなのか、早瀬には判断しかねる。SUGIZOの場合、「ギター音の透明感」「厚み」は確かに匹敵するような印象を受けるが、ドラムの音が軽いのと、Slipknotよりも更にポップな感じが混じっている。(これは悪い意味で言っているのではないので念の為。) という訳で。先の発言は「ギターに注目した場合」妥当ではないかと思われる。しかし楽曲はギターだけで構成されているものではないし、ましてライブとなれば別の表情を見せる曲もある。 ついでに言えば、セールスという点で一番「輝いて」いるのはRYUだ。それは否定できないところだろう。 論争すること自体を否定はしない(他人の好き嫌いは動かせないが、解釈を出し合うことは無意味ではないと考える。)が、早瀬は、やはり5人を1つの尺度に並べることは好きではない。そんなことをしても少しも楽しくないからである。やってはみたけど全く楽しくなかった。「それで?」という感じだ。だから、楽しい人だけがやればよろしい。
・・・他人事のように書いてはいるけど、やっぱり悔しかったんでしょうね、Jスレ的に(笑) 「皆一番」という似非平等主義や「まあ人それぞれだから」という似非相対主義は好きじゃない(何故なら、どっちもものわかりのいいフリをしてその実何も考えていないのと同じだからだ。善意のフリをした冷たさだと私は感じるので。)が、「これが一番に決まっている」という他人の断定も容易には受け入れられない。ひねててすいません(笑)
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