友人が「面白い」と言ってたので観てきました。 いやあ・・・面白いとか面白くないとかではなく・・・苦しい映画でした(笑) 心理的抑圧が苦手な方にはお勧めできません。かく言う早瀬も、かなり強張りながら観てました。 1971年にアメリカのスタンフォード大学で実際に行なわれ、現在は禁止されている心理学の実験を素材にしたストーリーで、ある大学の心理学研究室で被験体を募り、囚人役と看守役に別れて模擬刑務所をやってもらうというもの。そのような状況下で人間がどう行動するかを見る実験なのですが、最初はただのお遊びとお互いに余裕をかましていた被験者達が、次第に変化していく様子は怖い・・・というか苦しいです。 展開が早いとかそのドライバーどっから出したのとか、細かいところで強引な部分もありましたが、そんなことはどうでもよくて、とにかく状況がどんどん苦しくなっていくのがなあ・・・。 先頭切って暴走していく看守役の人が、実際にいそうでイヤ(泣) 普段は真面目でお堅いだけのいい人なんだけど、権力とか大義とかが味方についた途端暴君に変わるの。そういう奴って凄く体面にこだわるから、屈辱を根に持つの。ものすっごい、いそうじゃないですか? 見終わってから「日常生活ってありがたいってしみじみ思ったよね・・・」と友人と意見が一致しました(笑) 主人公と同室の空軍少佐がかっこよかったです。どっかで見たことあるなああの俳優さんは。・・・いや、俳優さんがかっこいいというより(まあかっこよくはあるんですが)極限状況においていかに(良識的な)軍人さんが頼もしく見えるかということかも(笑) 映画が始まる前に挿入歌でもあるLINKIN PARKが流れていて、ちょっと嬉しかったです。かっこいいなあ。アルバム買おうかなあ。 そう言えば早瀬の恩師は、「心理学者が一番人間の心理をわかっていない」と言っておりました(笑)
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