また帰って来たロンドン日記
(めいぐわんしー台湾日記)

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2005年01月12日(水) 穏やかな冬

今年のロンドンは心なしか暖かく感じる。
びゅーびゅーとGale(ゲール=強風)が吹き荒れるというふうでもなく、
比較的穏やかな感じ。

さてさて、今日は久しぶりに髪を切りにいってきた。
さっぱりとして気分がいい。
家に帰ると、昨日中華街で買い出しした材料で料理。

今日の献立は、

玄米ともちきび入りご飯。
ギョウザ・スープ
豆腐チャンプルー
ほうれん草のおひたし

と相成りました。
もちキビはこの前行った沖縄で買った波照間(はてるま)産のもの。
これが玄米とよくあって、なんとも美味。
もちキビとはよく言ったもので、もちもちして触感がとてもいい。
これを白米と一緒に鍋で炊く。

ギョウザ・スープ。じつは昨日、中華街で買い物した後、
ソーホーで台湾人の友達と会ったのだけど、その際友達のひとりが
イスの背もたれにおいてあった冷凍ギョウザを
知らずにおしりで踏んづけていたらしく、
溶けて押されて、家に帰って袋から出した時には似て非なるものになっていたという話し。
おかげで6ポンド50ペンス(1300円)もした1キロのギョウザから
1キロのぐちゃぐちゃな白い物体に変化したというわけ。
しょうがないので、一体化している白い塊を4等分ぐらいにして、別々に冷凍。
その一部を解凍して、小さく角形に切り分けスープにしたもの。
具はズッキーニ(courgette)と白菜(Chinese leaf)、もやし(beansprouts)
今回は前のフラットメイトが置いていったOXO(オクソ)という
スープストック(コンソメのようなもの)のチキン味を使ってみた。
以前は「まずくて大嫌いだった」けど、気にならなくなった(ラッキー☆

豆腐チャンプルーは、昨日中華街で買った日本語で書いてある木綿豆腐。
ネギ(spring onion)ともやしとSPAM(スパム)というランチョンミート。
このランチョンミート、沖縄ではすごくポピュラーな食材で「ポーク」と呼ばれている代物。
これが癖になる味で、ロンドンに売ってるかなと思ったら、スーパーで売っていた!!
じつはこのチューリップ(TULIP)と言う会社デンマークの企業。
この前はこのSPAMを使って朝から沖縄料理(?)「ポーク玉子」を作ったりしてた。

最近自分で料理するようになってから、最低限のイギリス暮らしがだいぶ楽になった。
食べ物のことで困ることがないというのはらくちんだ。
イギリスではつまり自分で料理するのがいちばん安くてうまい!!

さて、出来たご飯を食べようとテレビをつけるとどこかで見たような
恐怖映画っぽいおどろおどろしい映画。
あ、これ「The Others」と言うイギリス映画だった!!
フランスとの海峡にあるジャージー島かどこかが舞台だったはず。
なかなか変った設定で、最後にどんでん返しになるわけだけど
けっこう良くできた映画だと思う。

そういえば、一昨日はテレビでアメリカ映画の古典「ミシシッピー・バーニング」を見た。
15年ぶりぐらいに見た。俺はジーン・はックマンが好きなのだ。
なかなか複雑な気持ちになってしまった。
感じ方も15年前と変ってしまったなぁ。


倉田三平 |MAILHomePage

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