また帰って来たロンドン日記
(めいぐわんしー台湾日記)

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2002年10月12日(土) 平渓線の旅

台湾にある鉄道のなかでも、数少ない盲腸線の一つ平渓線に乗ってきた。台北から40分ほど「通勤電車」に揺られて瑞芳というところで乗り換え。この電車が大変な混雑。一緒に行った台湾人のおんなの子は台湾の国鉄=「火車」には乗ったことがないとかで、「日本みたい」といっていた。ちなみに彼女は東京に留学していたことがある。

大混雑のロングシートの電車から瑞芳で解放されると思いきや、平渓線も大変なにぎわいよう。これはどこの「ローカル線なのか?」と思う。全く予想外の人の多さには閉口したが、台北を離れ田舎に行くのは楽しい。

http://www.nhirai.com/heikei.htm
http://www.geocities.co.jp/SilkRoad/3643/pinxi.html

こんなページを発見。この人も鉄道ファンのようですな。だいたいこんな雰囲気ののどかなローカル線。

一行は日本人6人と台湾人2名。鉄道好きは俺を含めて2名。果たしてほかのみんなが楽しめるところなのかどうかという懸念があったのだが、全然大丈夫だった。とりあえず、まず、終着の菁桐というところまでいった。駅前で台湾人のケンコクが「天燈」を買おうと言い出す。天燈というのはこの付近の名産品で、紙でできた提灯のようなもの。

http://member.nifty.ne.jp/TSUTSUI/tendan/tendan.htm

大きさはかなり大きく、拡げると直径50センチの円から、1メーター半ぐらい筒状の紙が伸びる。これに、願い事を書き、付属の油紙に火をつけて気球のごとく空に飛ばす。

その後、電車がないので歩いて次の駅、平渓までいってご飯を食べることに。平渓でご飯を食べて、そのあとは電車で十分へ。ここから徒歩20分で「十分大瀑布」に到着。入場料が高いと思っていたら、なんか時間が遅かったのか、33パーセントオフになる。この滝が予想外によくて、みんな大満足。その後、線路の歩きつつ「スタンド・バイ・ミーごっこ」をしながら、十分に戻る。途中電車が来てるのに気づかず、引かれそうになるハプニングもあり、こんなのんびりとしたことができるのも、今のうちかなと思ったりした。

十分駅の近くの「鉄道風情珈琲館」にて休憩。線路の側で本当に風情がある。台北に着いたのは夜10時半過ぎ。くたくたになった一日だった。


倉田三平 |MAILHomePage

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