やりきれない思い 〜真面目編〜 |
いわゆる「特殊」な病院で勤務している私たちは、常に「常識」の枠でないところで仕事をしている。
血液状態や体の状態も完全に良いとは言い切れない中、最低ラインの確保があれば「心配しないように」と伝える。
多分、たくさん我慢させていることはあるのだろうと思う。医療者が揺らいだら不安にさせるだけなので、ある種、女優のように演じきることだっている。
そんな中、見え隠れする「不安」にやはり対応できず、見逃してしまうこともある。分かっていてもである。
ごめんねと思いながら何も出来ないとき、病状が進んだときなどは本当に心痛む。
ただ、同僚の行動にも「何で?」と思っても太刀打ちできないとき。これもかなり無力感を感じる。
そんな私たちを見かねて、気を使ってくれる人もいて、なおさらやり切れない。せめて、もう少し手助けが上手にできたらなあと思う日々である。
|
2004年12月19日(日)
|
|