夜、シャワーを浴びている時に、ふと、みのりが言ったのです。
「あのねー、みのりちゃんねー、鬼ごっこする時いつもオニになっちゃうんだよー。」
「へー、そうなんだー。」
確かに、じゃんけん弱いからね、なんて思っていたら、真相はそうではなかった。
「みんながね、オニはヤダっていうから、いつもみのりちゃんがオニなんだよ。」
「え?みのりだってやなんじゃないの?」
「うん、やなんだけどさー、みんながヤダヤダっていうから・・・。」
「みのりだってヤダって言えばいいじゃん?」
「いうよ。でも、みんながヤダから、”じゃあ、みのりちゃんがオニね。”って。」
「ええーっ?!誰が?」
「Aちゃん。」
ヒドイよね。
「でも、タッチしたらオニが交代するんでしょ?」
「うん、でもみのりちゃん足がよわい(おそい)から、なかなかタッチできないんだよー。」
「そっかぁ。。。」
いかにもお人好しの娘らしいエピソードだけど、なんだか悲しくなっちゃいました。
まだまだイジメとかそういう段階ではないと思うけど。
なかなか自分の意見を言い張れない娘なので、これから先がちょっと心配なのです。
娘の言葉に深くうなづいてしまう私でありました。
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