「もし生まれ変わるとしたら何になりたいですか？」

ラジオでそんなテーマを話していました。



・セレブなマダムになって、毎日エステ三昧やステキなランチを食べてすごしたい

とか、

・家のカミサンになりたい。仕事中電話すると「今友達と買い物中〜。」とか「ランチしてるとこ〜。」とか、楽しそうだから

とか（笑）

色んな意見があって面白かった。

大体は、自分以外の「誰か」や「何か」になりたい、ということだったけれど、中には

・もう一度自分になりたい。

という人もいました。

だけどその理由は、

「あの時ああすればよかったなぁと思うことを、もう一度やり直したいから。」

という、積極的とも消極的とも取れる微妙なものでしたが＾＾；



確かに、お金持ちになって、お手伝いさんがいて、毎日ネイルやエステ三昧、美味しいご飯を作ってもらって食べる日々は、楽しいかもしれない。

だけど、それって永遠の幸せではない気がする。

今の私、たまに美味しいものを食べに行ったり、旅行に出かけたりするのがささやかな楽しみであるけれど、もし、それが日常茶飯事だったら・・・？

「ささやかな楽しみ」であったはずの「たまに美味しいものを食べたり、旅行に出かけること」は、当たり前のことになってしまう。

では、その「美味しいものを食べて、旅行に出かけ、毎日エステ三昧の私」が幸せに思えることって、何？

欲求は、さらにエスカレートしていくだけ。



ステキなお店でフレンチもいいけれど、おうちで食べる、アジの干物とご飯とお味噌汁がこの上なく美味しいのも事実。

きっと、

「美味しいランチ」や

「旅行」や

「エステ・ネイルサロン」は、

ごく普通の日常に散りばめられているからこそ、「特別」で「楽しい」「ご褒美」なのであって、そればっかりでは輝きを失ってしまうものなんだな。



そんなことをひとりでかみしめながら、帰宅したオットに、

「ねーねー、もし生まれ変わったら何になりたい？」

と聞いてみた。

私の中では大体の見当をつけつつ。

そしたら、

「う〜ん。やっぱり、また自分みたいな人に生まれ変わりたいな。」

だって。

予想通りだよ〜〜〜（笑）