2002年11月11日(月) |
早期教育の是非★英語編★パート1 |
4年間たいした勉強もせず遊んで暮らした大学生活。
でも、少しくらいは頭に残るものもあった。
その中のひとつに、 「一人の人間にとって、母国語はたった一つである」 という説がある。
世の中には沢山の言語を操る人もいる。
英語も日本語も両方ともほんとに上手に話す人もいる。
でも、日本語で育った人がどんなに勉強して英語ぺらぺらになったとしても、まるでネイティブのように英語を話せるようになったとしても、やっぱりその人は「自分の中の母国語である日本語をベースとして、日本語を英語に訳して話しているに過ぎない」のだという。
だから、子供が言葉を覚える段階で二つの言葉を教えようとしても、どちらかがメインになり、もう一つのほうはサブになってしまうのだとか。
その教授はその道ではかなり有名な人らしく、その人を中心に回っているような感じらしい。
なので、それの反対説とかは聞いたことなかったし、私も珍しく疑わずにそれをずっと信じていた。
そして今年の夏、エミリーと丸二ヶ月一緒に過ごして、驚きの事実が明らかになった!(チョッと大げさ?)
日本に来たてのころのエミリーは、日本語は片言しか話せなかった。
でも、一ヶ月たってアメリカに帰るころにはだいぶ上達し、さらにアメリカであやちゃんや私たちと生活して、ほとんど日本語で会話が成り立つほどまでになっていた。
そして私たちが帰国して、すぐにかかってきた電話でのこと。
お義姉さんが言うには、 「エミリーは日本語で暮らすのににすっかり慣れてしまって、時々、学校の先生やマーク(お父さん)の言ってる事がよく聞き取れないことがあるんだって。でも、しばらくしたら(英語に)慣れてきたみたいだけどね(笑)」
なんと!!
これはまさしく、教授の言っていた事が正しいという証明なのでは・・・!?
やはり、人間にとって母国語は一つ。
いつごろまでにその人の「母国語」なるものが確立されるのかは解らない(それとも、私が忘れてる・・・?)けれど、エミリーくらいの年齢ではまだそれは決まっていないのでは?
だからこそ、頭の中で二つの言語が入り乱れて混乱して、英語よりも今現在日常的に使っている日本語を母国語としようかと脳が迷っていたのでは?
私は、自分が子供を産む前から、小さい子に英語を勉強させたりするのには甚だ疑問があった。
それは、大学の時にあの授業を受けたせいもあるけれど、その他に、もともと私の中に 「果たしてこんな小さい子供に英語を覚えさせて何の利点があるんだろう?」 という思いもあったから。
文章がまとまらなくなってきたので、明日に続きます。
ここまで読んでくださってありがとう。
|