銀蔵がカウボーイがどうのこうのな「ブロークバックマウンテン」見たらしいですね。何か、とてもやりきれないとレビューで見てたんで・・・。銀蔵ががっかりされるのも当然かと思います。 拙者見てないんですけど、腐女子の方々のレビューを見るに・・・リアルっていえばリアルでやるせなさばかりが募りそうで・・・見る気が・・・ちょっと・・・。原作はもっとやるせないってよ!!!!うわ〜・・・。 それなりに、当然のようにロクデナシだよな・・・結果とかだけ見てくとさ・・・。ただ、どの人も後を引いてたのは気になる共通点。劇場で号泣の人もいれば思い出してるうちにジワジワきて滂沱のごとく涙が出てきたとか・・・ドキュメンタリー並みに盛り上がりに欠けるぶん、底にたまるような感じなんだろうか・・・と・・・想像。見るのに勇気がいるなあ・・・。 「ダ・ビンチ・コード」の文庫版でやっと読みましたよ〜。今更ですが! ただ、創刊当時のダ・ビンチブームで得たトリビアがあったので読みやすかったので・・・出遅れてても、それもよしでした。 なんつーか・・・ちょっと、思ったほどびっくりしたりしなかったなあ。 信仰なんてもってませんからね〜。 あと、後になるほど見え見えの展開に・・・これでいいのか?と・・・。 映画化だそうですが、映画のほうがいいかもな。 速い展開の方が、ワクワクできると思う。 本だと読むスピードが思考より劣ってしまって・・・先が見えてくるよ? 映像の方がドラマチックに感じられるんじゃないかな。 なにより目で楽しむものが良く出てくるくらいだし。 そのほうが正解な気が・・・。 「ブラザーズ・グリム」 映画のさ〜・・・。今更気がついたんですが、「鋼の錬金術師」に当初期待してたような、ファンタジックでハートフルでちょっと怖い珍道中をでこぼこ兄弟でやっちゃうという・・・それであるような気がします。毎週見たいような感じだもんよあれ・・・。予算削ってテレビでワンシーズン作ってくれたほうがありがたいくらいいっぱい見たいおもしろさ。鋼」じゃねえ?と思い出したらとまりませんよ・・・。いや、こうだったらよかったのに・・・な「鋼」。兄弟間で肉親に関するトラウマがあるあたりとかも、「鋼」。互いに負い目を持ちながらも、互いは兄弟という絆を選んだ。とか。映画「グリム」では、子供のころ父が死んで貧しくなって、女手一つで兄弟妹三人を母は育てるが、薪も無いので家具や裕福だったころのオモチャを暖炉にぶち込む日々。そんな中小さな妹が病気になってしまう。お医者にかかるための金を工面するため、唯一の財産ともいえる牛を売りに弟が行くのですが、道中で詐欺にあって・・・「願いが叶う魔法の豆」だとかいうのと牛を交換して帰ってきちゃうんですな。メルヘン馬鹿な弟にぶちきれた兄は「豆頭!!」と叫びながら弟をたこ殴り。妹は「寒い寒い」といいながら亡くなり、母親も後を追うようになくなりました・・・。というね。 助けられなかった妹であるところの少女たちの救出だとかいう流れもさ、妹を助けるために雄雄しく闘う女性狩人とか、拷問者の家系とかちょっとキレたズラのイタリア人とか、迷信の類焼き払うべくドイツの森に火をつけちゃうフランス軍人とかさ、面白すぎじゃないのか? そうそう、初期「鋼」と重なるといえば、詐欺罪を免れるためにフランス軍から田舎村へ事件解決に派遣(寧ろ連行)されるグリム兄弟なんて超ベタベタじやねえ?最高だ〜。 神秘と魔術が存在する森のドイツとナポレオン・フランス軍・・・。グリム童話が収集されたいきさつにはフランス占領下におかれたりと自身を喪失していたドイツ(といってもいまの形じゃないが〜)の民族としてのオリジナリティというか文化を明らかにすることで自信を確固たるものにしたいよなあ〜とかいう事があったらしいのよね。ドイツ語の最大?辞書をつくったのもグリム兄弟でねえ〜。そんな事も含めて考えると、フランス軍にひと泡吹かすグリム兄弟ってのは面白い。森が偉大ってのとは別にして、中世的な悪習や迷信と戦うあたりも(本編では魔女や狼男との戦い(狩人って迫害されてたって描写なんでしょうねえ。赤頭巾ちゃんってそういう話らしいし))法律家でもある兄弟の一面が生きてるんではないか〜と思うとヒーローに見えてきます。でも、映画は笑えます。そう、笑えるから素晴らしいんですよ。 「こうしてグリム兄弟は幸せになりました・・・・ちがうかも?」 第二段の予感ですか・・・?お願いしますよ!ホント。でも、今回で代表的な話をパクリ倒してしまったような・・・。 どうかね、時代がずれるが、アンデルセンをクロスさせたらどうかね。 外出には必ず「もしもの時のための!ロープ」を持ったデンマーク人はいかがかね。交流があったことは間違いないしさ〜。 「ブラザーズ・グリム」おススメだなあ〜。
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