Dance日記帳
モクジ|キノウ|ヨクジツ
このところ、夜、明け方に肌寒さを覚えるようになってきた。 今日の黄昏は思ったよりも早い時刻に思えた。 少しずつ、僅かに、秋が近づいてきている。 夏嫌いの私にとって、有り難い事だ。
夏休みもないままに9月を迎えてしまった。
久々に「黄昏泣き」を聴きながらの日記執筆。 たぶん、私は四季の中で秋が一番好きなのだと思う。 明るすぎる夏が行き過ぎ、その後ろ姿に憂う、陰気な季節が一番落ち着く。 完全に秋が来てしまう前に、今年最後の冷やし中華とかき氷を堪能しておけないとならない。
さて、レッスンのほうは「Love is blind」ということで、ひと夏の熱い恋を嘆き悲しむセンチメンタルなラブソング。 私も、その昔、其のような経験があったよな、と振り返ってみる。 若い頃って、身体も心も柔軟性に富んでいるせいか、傷つくことを恐れぬ強さがあったように思う。 今は、老いてきたのだろうか、心が硬化症。 傷ついたり、我を失うのが恐ろしくて、ひとりでいる心地よさを選んでしまう。どんどんと柔軟性がなくなってゆく自分を実感しつつ、これが歳を重ねるってことなのかな、などと悲しく思うのだ。 そういう事をふと考えることができるのも、此の作品のおかげなのだろう。 2番目のサビの部分は、何度踊っても泣きそうになる自分が可笑しい。 「すすり泣く、自分の声で目が覚めるの。あなたを失ってから。」 本当に素敵な歌だ。 実際の私は、自分のすすり泣きの声で目覚めるどこか、アラーム最大音量であっても爆睡する愚鈍さ。ぜんぜんメランコリックなんかじゃあない。
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