Dance日記帳
モクジキノウヨクジツ


2006年07月10日(月) 踊り手冥利

椎名林檎の「唄い手冥利」を聴きつつ。
久しぶりに「黒いオルフェ」を踊ろうと思う。
今までに何度となく「リバイバル希望リスト」にあがっていた作品だが、毎度他の作品におされて一度もリバイバルをしなかった作品。

何故か日曜に集まったメンバーは貪欲で、そう云うのが好きな私は、ついつい調子にのってしまうのだ。
あれも、此れも、其れも踊りたい。
そんな気持ちに推されて、久しぶりに彼女らに手伝ってもらって「黒いオルフェ」の振りをなぞる。

記憶に残る「オルフェ」は、然して困難な振りではなく、何処か、少し陰鬱とした感じのものだったのだが、思い出し作業をして興した振りは思ったよりも踊り手の力量を必須とするものだった。
此れこそ「踊り手冥利」と。作者が云ったとしても手前味噌だが。

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久々に青山に出て、駒込の仲良したちと「イタリア優勝記念」の祝宴。
ピザにパスタにワインに。
添乗員時代のイタリア往復の日々を薄らと思い出す。
人一倍、イタリア飯には煩い筈の私だが、今日の晩餐は仕合せだった。

結局は、青山での食事でも、囲まれている仲間が駒込なので普段と変わらず居心地が善いのだ。酔いが廻って、言動が怪しくなったとしても、其れさえも見なれている仲であれば不安はない。気負うことも、格好つけることもない、侭で居られる心地よさ。

帰り道もひとつ面白い。
全員が同じ駅に戻るというのに、何故かばらけてしまうのだ。
「誰も統率しようとしないからね」
確かに、其のようなところが駒込らしいのかもしれない。
最近、特に思う、この地に育って善かったと。

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Eちゃん、『業平』で途方に暮れている私に「お薦め書物」を教えてくれて、有難う。
早速、読んでみようと思います。
私のお薦めは「雨柳堂夢噺」(漢字が登録されていないので「はなし」は違う)。

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「水曜ビギナー」について。
意見や想いを伝えてくださる皆様、本当に有難う。
兎に角、今月は様子をみて、来月からどうするか考えてみます。
8月だけでもお休みを戴くという事も善いのかもしれませんし。
M子ちゃん、優しい言葉有難う。多くのオープンクラスメンバーが水曜ビギナーの卒業生なわけで、感慨深いのも理解できます。
此のようにして、皆様の言葉を聞く機会をもつということは大変貴重です。
まだまだ聞かせて戴ければと思うので、遠慮なく率直な意見を投げてください。


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