Dance日記帳
モクジ|キノウ|ヨクジツ
稽古へ。
私にとっての稽古は「単に楽しくワクワクするもの」では決してないのだろう。そして、師匠と向き合うことではなく、自分自身の甘さと向き合って、徹底的に自分を鍛え抜くことを「稽古」なのだと思う。 趣味だろうと、関係ない。 其れを通して、初めて見えてくるもの、感じてくるものがたくさんある。
毎度のように、稽古をしている最中は「もうやめよう」という気持ちでいっぱいになる。 腰も膝も痛くて、思いどおりに動かない自分の体が疎ましく、本当に苦しくて堪らないのだ。
自虐的と言われれば、確かに其の通りかもしれない。
この週に一度の稽古の時間が本当に純粋で、心研澄まされる。 怒鳴られれば怒鳴られるほど、今していることだけに集中し、雑多なことを全て忘れ去る。 ひとつひとつの動作、指先、つま先に思いを込めてゆく。 少しずつ、自分の体が浄化されてゆくような気分になるのだ。
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昨日は親友の誕生日を祝いにでかけた。 久しぶりの遠出で横浜へ。
育児真っ最中の彼女の姿は、既に立派な母親。 私と言えば、彼女と出会った頃とは何一つ変わらず、全く大人になっていないことを実感して寂しく思う。置き去りにされたかのような気分なのだ。
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