Dance日記帳
モクジキノウヨクジツ


2006年06月02日(金) 芳香崇拝

気付けば6月。
先日新年を迎えたばかりのような気がするのは、私だけではない筈。

片付けヲタクの私は、日舞の稽古が師匠の都合によりお休みになった今日も片付け日和と箪笥の中などをゴソゴソ遣っていたが、昼頃にニューヨークから送った自分宛の荷物が到着したことにより本格的片付け大会に昇格。とは云え、船便で送ったものは殆どが消耗品ばかり。
「嗚呼、最後の2本だわ。」とチビチビ使っていたハンドソープやボディーミストなどがごそっと届いて、思わず狂喜。

云わずと知れた「匂いフェチ」でもあるため、NY仕込みの香りには滅法弱い。ハンドソープやボディーミストやローションから柔軟仕上げ剤も何もかも留学時代の「あの香り」にこだわってしまう。
日本人にとっては強い香りなのか、同じような香りのものはなかなか見つからないので、尚更貴重で懐かしい。
最近ではソニプラやドンキで輸入ものの柔軟仕上げ剤や芳香剤が入手できるようになってきたので喜ばしい。

香りは時として音楽と同じ。

その匂いを嗅ぐと、ある想い出が甦る。
例えば、それは、好きな人の匂いだったり、子供の頃に嗅いだお日様の匂いだったり、抱締めた子犬の匂いだったりする。
匂いと記憶は密接だ。
すれ違いに、昔の彼が使っていたコロンの香りがしたりすると、思わず立ち止まってしまったりする。

今、私の部屋はNY留学時代に住んでいたアパートメントと同じ香りがする。あの頃に戻ったかのような、不思議な気持ちだ。

届いた品々をひとつづつ仕舞いながら、ふと天井を仰ぎ見た。
電灯にテントウ虫。
何となく、いいことがありそう。

皆さん、素敵な週末を。


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