Crstal Tear
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2006年09月23日(土) 1泊2日の長い長い旅

父の仕事が終わって帰宅してから帰郷した。


そのまま親戚の家へ行った。


正直、家に行くのは初めてだった。


行ってからの事は色々とありすぎたので


書ければいいのだけど…今はかけない。


そして私は涙が止まらなくなり、声をあげそうで…


その時母に言われた。


「大人になりなさい」

「家族の人ですら涙を我慢してるんだよ」


私はそれでも涙を止める事が出来なかったので


外へでた、空には満天の星が輝いていた。


そして私は家から少し離れたガレージに腰を下ろし


泣き続けた。


10分

20分

30分

…涙など止まらない。

かれこれ1時間が過ぎた頃

母が私を探しに来た。

もうすぐ帰るからもう一度家に入りなさいと。


私は、涙を止め様と必死で、ぎりぎり涙の量が


ぽろ…ぽろ…と減った間に家に入った。


どうやら皆で私の話しをしてたらしい。


まっその場から居なくなればそうなるか。


感受性が凄く高いんだろうね…などと言われた。


そして無理やり笑顔を作り、泣き笑いをした。


そして帰る車の中でも泣いた。


そして長年訪れなかった家に着いた。


その時にはどうでもいいと思っていたものの


過去の記憶が蘇り、それとともに真っ暗な窓から


姿を見せたおばあちゃんに驚いた。


おばあちゃんは痴呆症ではない。

家で何十年もやっていた織物の仕事がなくなった途端

全てを放棄した…感情はほぼ怒りだけ。

話すことも出来る、痴呆のような行動はなし。

ただ部屋から出ない…自分の都合の良い時は出る、

本当に子供のようになってしまったのだ。

当時(何年か前)はまだ精神が安定しておらず不安という感情を

怒りに変えていた…だから私と母、妹は田舎に帰らなくなった。

刺激をあたえてほしくないとおじいちゃんが私達を拒んだのだ。

その当時、母は相当なショックを受けていたし今もそうだ。

でも現実的に、益々老いていく祖父母をほっとくわけにはいかず

全ての感情を押し殺し、母は田舎へ帰ったのだ。

私の場合は、ただ混乱していたおばあちゃんが怖かったから…

だから今のおばあちゃんは大丈夫だった。

その日おじいちゃんは既に眠っていた。

明日おじいちゃんに会う。

この前電話で話した時は、そんなに変わらないかなと思っていた。


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