4254.0516の日記

2002年11月27日(水) 言葉が伝わる。

 ■ボランティア。

 最近ハマっているもの。
 なとりの『ねり梅』。
 川上弘美の小説。
 Crystal KayのNew Albumの2曲目。
 長風呂。

 今日は昼頃起き、ビデオの残りを見ながら朝食兼昼食。
 そしてボランティア先の見学に向かう。

 私の心積もりとしては今日は見学というか面接的なもので、小1時間ほどで終わる
 予定だった。
 服装も失礼のないよう、いわば『準正装』。
 それがいきなり子供たちと元気いっぱい遊ぶ羽目になった。
 汚れてもいいよう、指導員の方にジャージを借りる。
 こんなことなら普段着で来ればちょうど良かったな…。

 障害児学童で、小学生から高校生までが通っている。
 今日は初めてということで、自分が見たい子をふらふらしながら見ていた。
 主に小学生。

 しかし、子どもと”遊ぶ”というのは難しい。
 私なんか完全に翻弄された…。
 いつぞやに聞いた、「子どもは追いかければ逃げるし、ちょっとほっておいてみると
 寄り付いてくる。」という言葉がよくわかった。
 ちょっと媚びたような態度の私など、子どもから見ると得体が知れなくて近寄れない
 のだろう。

 そんな中でも小2のYくんという男の子と多くの時間を過ごした。
 彼はとってもかわいい★
 大きな眼と長い睫が本当に印象的な子だ。
 とてもマイペースで、正直。
 そう考えるとあまり子どもらしいとはいえないかもしれない…。
 でも、私はとても気が合った。

 彼はほとんど発語がなく、身体的な模倣もあまりしない。
 だから、言語的なCommunicationがほとんどできない。
 でも時たまにっこりととても美しく笑ったり、眉間にしわを寄せて首をかしげ、
 これでもかと困った顔をしたりしている。
 だから近頃得意の”電波的なるもの”で心を通わそうと努めた。
 すごく楽しく過ごせた。

 私が普段かかわっているのは不登校や軽度の発達障害児、もしくはそれに関係する
 保護者や先生だったりする。
 ちょっと前に、私の領域である発表を見た時に「不登校なんて言葉が通じるだけ
 全然楽だ。」と言われたことがあった。
 それまでの経験から被害妄想的になっていた私は、その意味がわからなくてイライラ
 した。
 でも今はわかる。
 言葉が伝わることはとても恵まれたことだ。

 言葉で伝えられないからって、心が伝わらないわけではない。
 そう思って少しずつ彼らに近づきたいと思う。
 みんな個性的で素敵だ★
 今度は私も”らしさ”で勝負したい。

 昨日から色んなところで、色んな予定をいわれて、Wブッキングなどしていないか
 かなり心配。
 あまり整理していないから、そろそろ手帳にきちんと書き込まねば。
 こんな年末に中間発表とかやるのはやめて欲しいよ…。
 しかも集中講義もあるし。
 あんま授業取らなくて正解だった…。
 ただでさえ根性なしなのに。

 ♪BGM/J−WAVE
 


 < 過去  INDEX  未来 >


4254.0516 [MAIL]

My追加