月。
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兄が言った言葉が 頭から離れない
何か足りないと思った あ、伯父さんに挨拶し忘れてるって そうか、今日は伯父さんの葬式だったんだって
私にとっては 20年ぶりの伯父の姿は まるで夢を見ているようで 現実味がなかった
そんな話を したいと思ったのは たぶん 声を聴きたいと思ったあのひとで
素直に甘えられるほど 私はあのひとのことを知らないのに
だけど やっぱり声が聴きたくて 電話を掛けた
のんびりとした口調の あのひとの声を聴きながら 少しだけ落ち着いた
思いは半分も 伝えられなかったけれど
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