月。
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2002年03月18日(月) 想い出に浸る。

昔のメールを
読み返してしまった

彼は
臆面もなく
私に 「愛している」 
繰り返し伝えてくれた

けれど、もう連絡を断たれてしまった

『> 久し振りだったのに
 > 私の感情ばかりぶつけてしまったように思います
 > ごめんなさい、でも止めることが出来ませんでした

 いいよ。その為に俺が居るんだろ?
 他の誰にも出来ない。そんな君の気持ちを
 預けて貰えるのなら、それは俺にとって、
 しんどい事ではなく、誇れる事では無いかと思ってるよ。

 いろんな事を吐き出して、最後に微笑む事が出来るのなら
 その顔を見れれば十分。

 > けれど、きもちがすこし落ち着きました
 > ありがとう

 おれもそうだよ
 君を見つめて、抱きしめて、髪を撫て居るだけでも
 とても落ち着いたよ。

 それにしても大胆にイメチェンしたね。
 茶色い髪も似合ってるよ。
 やっぱり奇麗だね。杏は。
 (調子に乗って顔迄黒くしないように!)

 それじゃ、また。

 お休み。』

彼に
たいせつに
たいせつにされていた日々を思い出して
涙が止まらなかった

ひとりでぼろぼろ泣いた

どうしようもなくて
我慢していた気持ちを抑えられなくて
怖くて出せなかったメールを出してしまった

書いた言葉は

『元気ですか?』

それ以上は何も書けなかった


杏 |MAIL

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