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2004年02月27日(金)
Mちゃんが親知らずを抜歯した。 出社したらいきなり、彼は物言いたげな顔で現れ、 「痛いんだよ〜」と訴えた。 痛み止めは飲んだのかと尋ねたら、 「あまり飲まないほうがいいかなと思って」。 それは違います。 ワタシ、お医者さんに言われたのですが、 痛みが強くなってからだと、痛み止めは効きにくくなってしまうそうです。 痛み始めに飲むのが効果的。何なら、痛み出す前でもいいそう。 ワタシがそう言うと、 「じゃ、飲む」。 素直に頷き、立ち去る後姿も元気がない。 可哀相だが、いましばらくの我慢だよ。
夜中も近づいてくると、 職場の慣習としてお菓子などが配られたりする。 いわばお夜食。 Mちゃんの目の前にも、美味しそうなチョコパイが差し出された。 下さったマダムは、Mちゃんの事情をまったくご存知ない様子。 ありがたく受け取ったものの、食べるわけにもいかず、 彼はお菓子を大事そうに机に置いた。 いつもは何でもバカバカ食べまくり、「痩せの大食い」を地で行くのだが。 気の毒に思って見ていたら、目が合った。 「切ない〜」。 Mちゃんの心の叫び。 「食べたいよお。昼から何にも食ってないんだぜ」 「でも、まだ痛いんでしょ?」 「痛い〜」 もう、こればかりはどうすることもできましぇん。
遠い目でチョコパイをいじるMちゃん。 「切ない」。 その言葉が妙にぴったりハマッた出来事でした。
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