2002年11月25日(月)
本日、めでたく母の抜糸が終わりました。 本人は「もう全然平気よう」と、ケガした翌日から豪語しておりましたが、 これでまわりも一安心です。
ところで、糸がとれ、本日をもって通院も最終日とあいなり、ふと母が言い出しました。 「ねえ、救急センターへ行く途中に、食堂があったでしょ」 ありましたねえ、そういえば。 病院の中、にしては小洒落た洋食屋さんらしきものが。 二人で行ってみるとお客さんはたった一人、ひっそりした様子でした。 でも、なんていうか、洋食屋なんですよねえ。 一昔前のテーブルと椅子、凝った造りのライト、そして油絵。 食券を買ってテーブルに付くと、ガラス張りの向こう側は病院の廊下で、 たくさんの患者さんが行き来していました。 普通のお店なら、おしゃれなお嬢さんたちがそぞろ歩いているのでしょうが、 ここは皆さんパジャマ姿で、車椅子とか、点滴とか…。 ホットサンドも、ホットケーキも、サラダも、コーヒーも、全部とても美味しかったけども、なんか健康で美味しく食べられることが、すごく有難い気がしました。
「また、来ようね」 とは、ちょっと言いづらい、そんな洋食屋さんでした。
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