土方聖架の日記

2011年07月07日(木) 坂の上の雲6読了

人物をたのしんでいたら子規の死亡&日露戦争一直線という読者的な大転換にも、ようやく慣れました。歴史畑人間としては、「何でこうどうしようもないのか」と言いたくなる状況ほど妙に燃えて読んでしまう悲しさよ…
いやもちろんブラボーな歴史んがいんですけど、そんな歴史ってあんまりなくてね(爆)ユリウス=カエサルくらいかなー。木戸孝允もだがこっちは萌えが先行する(すいません(笑))。

つーか日露戦争描写見てると否応なく太平洋戦争の記録映像が脳裏に出てくる。司馬氏が戦場トラウマを叩きつけてる印象があるぜ。おかげでものすごく生々しい。まあ戦争の影響受けた文学ってこんな感じですが。
悪い意味で日露戦争をお手本にしちゃったのが太平洋戦争、という構図は正しいんだろうなあと思うよ。

しかしぬるい時代に育った自分からすると
握り飯一つ(それも食えん)で零下25度以上の極限状態で不眠不休で要塞に肉弾突入する
という状態は想像を超える。いや過剰描写かもしれないと思うけど、なんか当時の国情を考えると否定もしにくい。太平洋戦争でもこんな感じで飢餓地獄作ったんだろうしなー。

どでもいいけど補給ー!といつも叫んでいる印象の銀河英雄伝説も否応なく思い出す。

さて奉天はどうなりますか。


 < 過去  INDEX  未来 >


土方聖架 [HOMEPAGE]

My追加