大河ドラマ龍馬伝は基本絶賛体勢だったんだが、第四部はかなり首を傾げている。
それまでは龍馬の思い通りにならない話だったけど、第四部は龍馬がかき回すから違和感があったのかなあと思ったが、後藤との対決は面白かったのでそうでもないらしい。
となると。 …高杉晋作の描き方がおかしい、という一事に尽きる…
公式見てても晋作と龍馬は同類!というスタンスらしく、それに異論はないんだけど「だから晋作は龍馬とまったく同じ考え同じ主張」になるのは違うと思う。 まあ晋作が武力倒幕に反対だったかどうかは確かに定かじゃないんだけど、「武力で打ちのめされないと集団としての人間は諦めない」というやるせねえ真理はクーデター率いた経験者として肌で知ってたんじゃないかと思うので、戦をやめましょうと叫ぶ高杉はすごく違和感がある。いや戦闘バカとも思ってないけどね?政治になると伊藤や山県にのけ者にされちゃう位センスないのよ奴は…
つーかいくらイメージだからって戦闘中に着流しはないだろう。 上野の銅像を見た西郷の奥さん?の「こんなだらしない人じゃない」って言った気持ちがすっげえよくわかったよ…
あと武力倒幕=悪ぽいのもなんか気になるなあ。 後の歴史(戊辰戦争)を見る限り、悲しいかな必然だった気がするので…
ま、とりあえず土佐を利用して大政奉還しようとする龍馬はよかったと思う。 こんな「政治」ができただけでも高杉とはずいぶん違うと思うんだ。
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