私のプール友達は年上が多い。
携帯もスマホも持たないから市内なれど文通してた。 昨秋、体調不良から大腸がんが見つかってあれよあれよという間にストーマになってしまい、現実を受け入れられるようになったのに年末の12月10日に再手術になった。 結果としては最後になってしまった手紙には、12月10日が晴れならば、手術の成功を空に祈ってほしいとあった。 願い通り晴れだったから私は精一杯の祈りを空に向かって願った。 その後 何度か病状伺いの手紙を出したけれど、返事がなかったから良くないのであろうと案じていた。 電話してご家族にお尋ねしようかどうしようか迷っていたら、とうとうご主人から訃報の連絡が来た。
87歳。
私が図書館の本を借りてる話をしたら、持ってる本を貸してあげるからと言って、色んな本を持ってきてくれて感想を話すのが楽しかった。 彼女のお母さんのお着物をブックカバーにして何冊かプレゼントしてくれた。 万葉集をそらんじたり字も上手だし、尊敬できる人だった。
白神山地や平家の落人の里やら一人旅も好きだった。
ここ何日か、夜 寝る前に必ず彼女のことを思ってた。
何か・・・心にぽっかり穴が開いたようで寂しい。 コロナでお見舞いにも行けなかったからなおさらに。。。
|