お水取りも終わったし、彼岸も明けるのに毎日寒い。
節目の法事の時以外は別々に両親のお墓参りに行っていたが、がん闘病中の上の弟が日にちを合わせてお参りしようと2月末くらいに言ってきた。 仕事をしている下の弟に合わせて、19日の日曜日にお寺で会った。 下の弟は何回か病院へお見舞いに行っていたけれど、足萎えの私はそれも昨年秋のお彼岸にお見舞いに行って以来に会う。 見た目、痩せてはいないけれど抗がん剤の副作用らしいかなりな湿疹でやはり尋常ではないものを感じた。
体調に気を付けていたのに私も15日あたりから足の強張りがきつくて歩き辛いので、ふつうなら無理しては行かないのだが弟が会える時に会っておきたいと言うので、痛み止めを通常の2倍飲んでお寺に出かけた次第。
弟のお嫁さんは主治医には早くに聞かされていたらしいが、本人は今年になって余命2年と宣告されたと話す。 でも去年秋に亡くなられた、そこそこ有名な人が同じタイプのがんで余命6か月と宣告されたけれど、3年半生きられたらしい。 だから弟もすがるような思いであと5年生きたいと言う。 遅くに出来た息子が6年行かなくてはならない大学の、この春から2回生。 何とか社会人になる姿が見たいんやと言う。
体力が弱っている弟も、足萎えの私も共にまだ60代なのに杖で、お墓の母は何を感じただろう。 それぞれが持参したお花でちょっと賑やかな墓前ではあったけれど。。。
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