きのうの耳鼻科の診察は朝一の予約だったから、隣りの調剤薬局で薬をもらってもまだ9時50分だった。 充分にプールに行ける時間だったけれど、急にイヤになってしまった。
スーパーで食材だけ買って帰ろうと思ったのだが、ふと思いついて駅前の図書館に寄った。 去年の夏頃からは、足と腰が痛かったので気持ちの余裕がなく予約本の受け取りと返却だけで図書館でゆっくりしたことがなかった。 陳列してある多くの本の中からタイトルなどに惹かれて本を探すなんて本当に久しぶりだった。
大活字本のことは知っていたが、アナウンサーによるカセットテープやDVDのコーナーのあることを知った。 借りてみたかったのだが、聞きたいカセットはあってもデッキは捨ててしまっている。
最近 断捨離などという流行りの言葉に踊らされて色々捨ててしまったことを後悔している。 確かに 余計なものを持たずシンプルに暮らすのはいいことなのだろうけれど、例えば洋服でも去年一回も着なかったものは捨てなさい、とアドバイスされる。 でも、流行は繰り返されるというが本当にそうだ。 若い頃に持っていた いくつかのデザインの服が、もし今手元にあればと思うことが多々ある。 もちろん 今風に改良はされているだろうが、昔 私が気に入って買ったものなのだからちょっと手を加えたら 充分着れるはず。
カセットテープだって デッキを捨てていなければ。 立派な一枚板の将棋盤も、少し前に上の孫が将棋をしたいと言い出した時に捨てていなければ「これを使いなさい」と やれたのに。
断捨離を否定はしないし、片づけが出来ない年寄りのたわごとだが、自己責任でしたことといえ 後悔しきりだ。
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