ゆびきりげんまん。
---Written by, まる。
ワタシとキミが出逢ったのは 1年前のこの季節でした キミは静かに打ち寄せる波の音を聴いて育っていたし ワタシは ただただ このうるさい都会の音で育った
ワタシがキミに惹かれるのに時間は要らなかったんだ 確か 出逢って1週間後にはキミに告白していた気がする
ねえ それからもう1年だよ 月日が経つのは本当に早くて キミの気持ちも少しずつ冷めてきてるのかもしれない
でも ワタシは諦められないよ 諦めたくないんじゃなくて 諦められないの キミの育った地でキミと一緒に見た 星一面の空 「ねえ 抱きしめてよ」 そう言って抱きしめてもらいながら見た流れ星 「ロマンチック?」 ってキミが笑いながらワタシの顔を見るから 素直に頷いて キミの胸に顔をうずめたんだ
離れたくない これからもずっと
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