The color of empty sky
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ぱたりと音を立てて冬が終わったみたいだ。 途端に積もっていた雪が溶けてゆき、湿った土が顔を出しにょきにょきと水仙の芽が並んで生え出している。 会社に行く途中、ふと道の脇に目をやると福寿草が咲いていた。 ひとつ見つけて歩き、違う庭でまた見つけ足を止めるの繰り返し。 春はなんだか楽しい。
先輩がB市に出張に行くという。 遠いなぁ行きたくねぇなぁと言いつつも、行ったことがないというから少しは楽しみでもあるらしい。 B市には姉が赴任していた時に何度か行った。何もない海と丘の果ての街。 いいなぁ、お土産はまんじゅうでいいですよ、とお願いしたら先輩は分かったよと笑っていた。
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