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「 思想を打ち立てる、その始め�供 �
2018年07月15日(日)



 「人のお役に立てると相手から認められる。地位やお金は不安定なもの、本当の幸せは、相手から認められて幸せを日々実感できること」

 ある心理学者が言っていた。

 若き頃、イエスや仏陀がどうして宗教を民衆に説いたのか?と疑問に思って、見つけた答えと一致した。

 「人は動物として集団生活をしないと滅んでしまう。牙も強い皮膚も何もない。だから、集団の役に立つ、と本能に刻まれてきたから、滅んでいない」

 心理学者は個人を救うために言い、私は人間とは何かを知りたいがために自分自身に言った。

 意味内容に何の違いもないが、同じ内容で発展がなく詰まらないと若き日の私は感じた。

 お金にならないけれど人の役に立つ役職につき、家族などからは感謝され認められている中年の私は、同じ内容だけれど自分の疲労を慰められているように感じた。

 二つの私が、この肉体の中にある。

 渾然一体にならず、別々で独立し、激しくぶつかり合っている。

 だからこそ、安定した日常を過ごしても、台風の夜のように感じられる。

 だからこそ、何かを生み出そうとする動力源となる。

 互いが一体になってしまったら、そこから私は何も生み出せなくなるだろう。

 日々の感覚の刺激にいちいち反応し、最後には何も反応しなくなるという反応しかできなくなるだろう。

 「おれは、早く死にたいんだ」とうそぶく老人

 「好きなことを仕事にしたいんだ」とひきこもる若者

 これでは何も始まらない。


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