伝統の物語「民のかまど」を2つの科学的事実で推定し、経済学の分析で大規模灌漑工事を積極経済政策とする。 講演をお聴きになられる方々は、身を修めようという方々。 その方々の吐く息、慎むことば、いたわりの所作。 水無月の緑深く梅雨にけぶるような山に分け入ったような、その様な心持ちとなった。 自然と身が引き締まり、体内が清浄へと導かれるような森林浴よくならぬ、道徳浴だった。 感謝とは尊崇とは、こういう感覚から出てくるのだろう。 ことばでは伝えられない感覚の、道徳浴から。