激しい呼吸と涙を流さんばかりの、
その瞬間に目が覚めた
「俺が死ぬ」
死病に取りつかれた人を介護していた
意識が遠のく、その人に何度も話しかけていた
目が閉じ、体が動かなくなり、声が小さくなり、大きな声で呼びかけないと、返事が来なくなった
私は、彼が意識が遠のく、のを確認しながら、声を掛けていった
「彼が死ぬ」のを安心して受け入れていった
いつか、いつの日にか
「俺が死ぬ」
瞼を開けると、天井は上下左右にざわめいていた。
血流の流れがざわめているからか。
激しい呼吸と涙を流さんばかりの、
その瞬間に目が覚めた
耐えられなくなり、耐えられなくなり、この文に記す
「血流の流れがざわめているからか。」と理性が判断を下すようになり、はげしい動悸は納まった。
午前3時半
明日は朝8時半から仕事だ
「俺が死ぬ」を「いつか」に仕舞い込む
誤魔化しと知りながらも眠りにつく
それが現在の私の在りのまま