それを教えてくれたのはあの人だった。
あの人を通して大自然が伝えてくれたような感じだった。
だから、好感は持っていたけれど、別に交換はしたくはなかった。
そういう感情に汚されたくなかった。
いや、そういう感情が出てきそうになる自分が許せなくなっただけだった。
だってあの人は、あの人でしかないのだもの。
だってあの人は、あの人の表面や現実に向きあっている面はどうでもいいんだもの。
邪魔しないで。
私はそれがとっても居心地が良くて、居心地が良くてしょうがないんだもの。
執筆者:藤崎 道雪