■2007年07月03日(火)
― ニガテ克服の第一歩 ―
DTPやグラフィックのデザインのお仕事には、いろんなジャンル、いろんな業種のクライアントがあって、その中でも自分の得意なものもあれば不得意なものもある。この職業について16年目のワタシ。いろんなジャンルの仕事を経験してなんとかこなせるようになったけど、何年たっても上手くできない、圧倒的に苦手なジャンルのものがひとつあるの。 それはロゴマーク&ロゴタイプのデザイン。 できればそのテの仕事には関わりたくないとまで思うんだけど、依頼がくればやるしかない。でもどんなに考えても、オリジナリティーのある案がなかなか浮かんでこない。固定観念なしにカタチのイメージを広げていくことができない。美しい文字が作れない。ちまちまとした、つまらないものしかできない。競合プレゼンでは勝ったことなど一度もない。 ところがところが、どうしたことか!とある人材派遣企業のロゴデザインのプレゼン、採用されたの! いつもは、その会社やその業界のことを入念に下調べしてから、イメージを膨らませて制作していくんだけど、今回に限って下調べには時間をかけずに「直感」で突っ走っちゃった。でもそれがかえって良かったのか、クライアントさんにとっては「斬新」な感じのものに仕上がったみたい。 ロゴ作りは苦手意識がすごく強かっただけに、しみじみうれしい♪ 最近会社でつらいこと疲れることが多くて、会社がいやでいやでたまらなかったのに、単純なもので、この採用が急にひとすじの光のように見えてきた。 ニガテなものを克服できそうなうれしさを感じてなんだかシアワセ。こういう感覚は何歳になってもワクワクするものなのね。ロゴが決まれば、名刺、封筒など、これから制作するツールがいっぱい。この作業もとっても楽しみ…♪
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